食品の海外進出の難しさ

現在、JETROでは、「農林水産物・食品の輸出を支援します」と、積極的に、セミナー開催、展示会出展、コンサルティングをされていますが、日本食品の海外進出は、大変厳しい道のりであると思っています。

米国で毎年開催されているナチュラルプロジェクトエキスポに、毎年、森乳さんと、マルコメさんが出展されています。毎年ご担当者にインタビューさせていただいておりますが、このような大手さんでも、大変苦戦されています。

森乳さんの場合は、米国では豆腐を製造販売されています。前社長が「豆腐バカ世界に挑む」という本を書かれており、その書面では、どれだけの苦労があったかが書かれており大変勉強になります。豆腐はアメリカでは、市場での市民権を取れましたが、それでも、まだまだです。

日本のマスコミでは、「日本食ブーム、日本酒ブーム!」と報道されていますが、アメリカでも、実際は、ウエストとイーストコーストのみです。

そして、まだまだレストランに行くぐらいのもので、実際に、自宅のキッチンに、みそ、ポン酢、蕎麦などがあるかというと、よっぽどの日本食通以外の方のキッチンには、日本食材はないと思います。

マルコメさんも、10年以上がんばっているが・・・と苦戦されている模様です。

助成金を利用しての海外進出で、成功した事例を、弊社は見たことがありません。食品の海外進出には、長い時間と資金が必要です。海外進出と言えば、みなさん、JETROのホームページからスタートされます。JETROのホームページでは、現状の厳しさを、情報を必要とされる方々に向けて発信していただきたいです。

海外進出と言えば、みなさん、JETROのホームページからスタートされます。

またナチュラルプロダクツエキスポが開催されますので、大手の日系食品企業様にインタビューをして、現状を皆様にご紹介したいと思います。

弊社はアメリカに特化しておりますが、海外進出も、業界によっては非常に可能性が高いものもあれば、莫大な投資と時間が必要な業界もあります。今後は、展示会情報のみならず、そのような情報も発信させていただきたいと思います。






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