CES2017レポート4


 CES2017(家電見本市)2日目は、スタートアップの集まるEureka Parkに視察に行きました。


 今年はEureka Parkができて5年目で、600社ほど出展していました。ここの国別パビリオンでは、特にフランス、イスラエル、オランダが、スタートアップの支援に国として力を入れていることが伺えました。投資家を見つけるのに、そして次なる新技術を見つけるのに重要な展示ですが、歩くのも困難な混雑ぶりです。じっくり見れないため、一目で何を展示しているかが分からないと、目に留まりません。

 Eureka Parkの後は、その他のブースを見ました。今はアパレルも家電見本市に出る時代のようです。ケイト・スペードや、マイケル・コースも比較的大きなブースで、主に時計を展示していました。



 日産自動車ブースも印象的でした。CES開催中毎日、雑誌が発行されますが、2日目の表紙は日産社長のカルロスゴーン氏でした。社長が海外で存在感あると、宣伝力が違います。自動運転車も一番具体的で、自動にもなるし、制御もできるしと、現実的なところを見ている気がしました。

 日産は他社とも協業していて、DeNAやNASAの技術を活用しています。DeNAは交通サービスプラットフォームを担当し、NASAの技術は、工事など特殊な交通状況があった場合に対処する自動運転システムに活用されます。このように、産業の枠が曖昧になってきていて、異業種との協業が重要になってきていることがわかります。



 プレゼンターは、ネイティブスピーカーのプロを雇います。展示のみよりもインパクトがあり、通りがかりの人も集まって足を止めます。例えば、下の写真のブースもプレゼンターが人を引き止めて大混雑しており、それが人々の興味をさらに引いてさらに人を集めるという、好循環になっていました。



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