CES (コンシューマー・エレクトロニクス・ショー) カメラ

 CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は世界最大級の展示会で、家電を主に展示していますが、展示会というよりは、ショーに近いように感じます。通常米国の展示会はビジネス発注・受注の場ですが、この展示会は最新の技術を展示するショーのようです。

 CESの中には、カメラのセクションがあります。カメラのメーカーはやはり日本が圧倒的に強いです。米国で人気があるカメラメーカーは、まずCanon, Nikonの2社です。その次にSony, Olympus, Pentax (RICOH)が挙げられます。この全てが日本のメーカーです。CESに参加し、目立つブースを出していたのは、SONY、Canon、そして Nikonの3社です。

 まずSONYのブースですが、CanonやNikonと違い、SONYはカメラがメインのブースではありません。最新のワイヤレス イヤフォン、スマートフォン、そして一番人を集めていたスマートハウスなど、数多くの商品を展示しておりました。

 SONYのカメラのセクションは、カメラの展示に加え、今年販売開始されたa9とRX0に関するプレゼンテーションのセクションがありました。このプレゼンテーションのセクションでは、実際にa9を使用できる場もありました。ブース内でのプレゼンテーションは他のCanonやNikonとの大きな違いです。広い展示スペースがあるSONYだからこそできたブースだと思います。このセクションを作ることで、人の足を止め、興味を持ってもらうことができているようです。a9はかなり高スペックですので、元から興味を持っていた方も多かったと思われます。

 
 次にCanonのブースです。SONYのブースでは実際に使用できるのは、プレゼンテーションをしていたa9のみでした。しかし、Canonでは全てのカメラを試すことができます。

Canonの展示方法は以下の写真の通りです。カメラを並べ、真ん中に模型が置いてあります。被写体があるので、実際にカメラを使い試し撮りができます。プレゼテーションでの説明などはありませんでしたが、実際に使いどのカメラがどのように見えるのかなどを比べることができるブースでした。


 Nikonのブースは、カメラの見せ方で勝負しているブースのようでした。少し暗めのブースで、カメラを置く机もマットで高級感を出しています。被写体などがないため、実際に使ってみ比べるというよりは、おしゃれに高級感を出しているブースでした。



 他にもカメラ関連の商品では、アクションカメラのGoPro, 写真がすぐ印刷されるインスタントカメラを展示していたPolaroidなどがありました。インスタントカメラは2015年頃にブームが到来し、今回のCES2018でも多くの人がブースに立ち寄っていました。Polaroidはカメラだけでなく、タブレットやPCなどの展示もしていました。

 GoProのブースでは撮影した動画、Polaroidのブースでは記念撮影など、全ての会社が異なった手法で展示しており、各社の個性が出ていました。


 以上が本年のCESカメラのセクションのレポートです。カメラに興味のある方は、各メーカーの最新機種を実際に使用することができ、非常に楽しめる展示会だと思います。

 CES2019は1月8日〜1月11日です。ご視察、ご出展にご興味がありましたら、お気軽にinfo@mcrossintl.comまでご連絡ください。

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