FOOMA Japan 2018 レポート

6月12日~15日、東京ビッグサイトで開催された食品機械・装置の展示会、FOOMA Japanに参加してきました。


食品用機械がズラリと並ぶ、FOOMA。ビッグサイトの東1~8館をフルで使用し、4日間で10万人以上が来場する大規模な展示会です。
具体的にどのような機械が陳列されていたかと言うと、下記のような雰囲気です。

※技術漏洩防止のため撮影禁止のブースが多かったので、写真はございません
・多サイズに対応した食品用パッケージ機械
 様々なサイズ、分量の野菜をコンベアに流すと自動でサイズを計測し、適宜対応したサイズの梱包が可能。

・小型ケーキ製造機
 直径5~10cm程度の可愛らしいケーキを、材料の状態から最終型まで一発で作れるライン。トッピング等カスタマイズ可能

・食品工場の清掃用機械
 スタイリッシュだが液体等の吸引力に優れた掃除機のような見た目の清掃機械

・米袋自動オープナー
 25kgの米袋を吸引してロボットアームが持ち上げ、上部にある超巨大米びつに開封した中身を移す機械。

・金属探知機で検知可能なゴム道具
 工場で働く作業員の方向けのゴムベラだが、破損等の際に混入のリスクが低い

・お団子自動製造機
 串刺しになったお団子が次から次へぽこぽこと製造され、あとは焼くだけの状態になる

・シュークリーム用砂糖まぶし機
 次から次へ流れてくるシュークリームの上に、仕上げとして砂糖をふりかける専用の機械

などなど、ありとあらゆる食品ジャンルの機械が展示されておりました。
普段目にする機会が少ないジャンルなだけに、我々の食生活を豊かにしてくれる縁の下の力持ちの機械はこんなにも種類があるのだな、と感動すら覚えました。

■海外からの参加者に関して


他ジャンルの展示会と比較して感じたのは、海外からの参加者が少ない、という印象です。
昨年の実績を見るとFOOMAは10万人の参加者のうち3800人(約4%)が国外参加者となっております。
工作機械の展示会日本一のJIMTOFと比較しますと、あちらは来場者数18万人のうち国外からの参加者2万人ですので、約11%と、FOOMAと比較してもかなり多めの数字となっております。
日本の食文化フィールドはかなり特殊で、安全基準も厳しいのですが、それ以上に関わっている人々の基準が非常に高く設定されている印象です。
国外からの参加にはハードルがあるのでしょう。
他展示会ではよく見かける中国や台湾のブースも、無いことはなかったのですが小ぶりな印象でした。

■アストラ様ブース


本ブログでも度々取り上げております、自動皮むき機「瞬助」のアストラ様もFOOMAに出展しておりました。
先日シカゴで行われた展示会NRAでキッチン・イノベーション・アワードを受賞された際の写真も展示されており、「ホームページで調べてきました!」というお客さんとの商談も行われておりました。

5月、シカゴのNRAに出展された際のブースデザインをMCICでお手伝いさせていただいたのですが、大変気に入っていただけたようで、FOOMAでのブースもNRAの際と同じコンセプトのデザインにしていただけました!



次回FOOMA2019は2019年6月開催です。
詳細はFOOMA公式サイトを御覧ください。

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