勉強会タイプの展示会 THE PRECAST SHOW 2019(ザ プレキャスト ショー)

 アメリカのプレキャストコンクリートの展示会、THE PRECAST SHOW(ザ プレキャスト ショー)2019が、ケンタッキー州Louisville(ルイビル)にて開催されてます。


 固まる前の状態のコンクリート(通称:生コン)にて直接現場で打設されるコンクリートと異なり、工場などであらかじめ製作されたコンクリートである『プレキャストコンクリート(precast concrete)』に関する展示会です。

 プレキャストコンクリートという限られた範囲のため、同じくコンクリートの展示会であるワールドオブコンクリートとは異なり、展示会は小さめです。

 しかし、アメリカの業界の人たちが年に一回、一堂に会するこの展示会は、勉強会や最新業界情報を入手する場として、勉強的な要素が強い展示会のため、朝から情報収集という真面目な人たちが多いように感じます。

 また、白人の割合が高い展示会でもあり、アメリカの限られた人たちの市場であることも感じます。

 2月26日から3月3日まで、会場内外で勉強会や協会の催し物が開催されています。
 展示会に関しては、2月28日午後、3月1日終日、3月2日午前の期間開催されます。実質2日間程度の開催ですので、やはり勉強会など情報収集がメインのショーとなってます。

 プレキャスト工場見学ツアーは2月28日の朝6時15分発・7時30分発・8時30分発の3班に分かれます。

 勉強会に参加するため、朝早くから出発する工場見学ツアーとなってます。 

 朝6時15分発の班でも大型観光バス5台分が満席になる参加者がいます。真っ暗な内から出発する班ですが、アメリカ人は朝から遠足のようなテンションの高さで参加されてました。これも何かの情報を入手しようとする意気込みが感じられます。

 見学ツアーの参加者の質問に答えるため、工場の方々も作業員含め朝から多くの人が対応してくれてました。


 朝からセミナーなど勉強会が開催されてますので、見学ツアーから戻ると、直ぐに勉強会へ参加する人が多くいます。そのため、見学ツアーは朝一番が人気でした。
 1時間2万円から8万円まで参加費も内容も様々な勉強会が、朝から代わる代わる開催されています。
 
 業界の動向、ビジネス情報、業界関係との交流など、様々な目的でアメリカの方が参加されています。
 
 このように情報収集型の展示会も、アメリカでは多く開催されています。

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