大量生産から、多品種少量現地生産に

 8月に開始された全米最大のアパレル展示会のSOURCINGセクションには、大量生産から、多品種少量生産、そして、オートメーション化の流れと、生産地が、アジア諸国から、現地生産(米国内)への移行を感じさせるブース出展がありました。

 下記は、ロスの縫製工場が、展示会場にミシンを持ち込み、アジア生産並のコストで、ロスにて、MADE IN USAの商品が、少量生産できることを、プロモーションしていました。オンライン上で、注文ができるシステムです。



 また、コンピューターを用いて、生地の裁断も自由自在に、全自動でできるシステムも紹介されていました。


 産業の変化は、まず、繊維産業から起きると言われており、歴地上もその通りとなっておりますが、繊維産業においては、このような流れとなっており、大量生産時代から、多品種少量生産になるであろうと、感じさせられました。

 オートメーション化、AI化が、進むと人件費がかからず、そして送料もセーブできます。輸送のCO2問題や、大量生産による在庫過多の廃棄問題など、環境問題も多く抱える繊維業界において、今後、アメリカ企業は、環境問題も訴えかけ、中国製品の非買運動も激化するのではないかと予想されます。

 この流れは、繊維業界に始まり、他の業界でも起きると予想されます。この20年で、各産業が大きく変化することでしょう。

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