CES 2020 車業界の変化

 2020年1月7日~10日まで、CES2020が開催されました。今年も色々な特徴がありましたが、一番印象的だったのが、車業界の変化です。4つの大きな変化をご紹介します。

 電気自動車により、車のボンネットの中が、空になっています。電気自動車は、ガソリン車より、3000以上のパーツが少ないとのこと。日本の自動車メーカーの下請け部品メーカーの存続に危機感を感じました。


 電気自動車となり、誰でも車を製造できるになりました。今年は、ソニー、NTT、パナソニック、LG、サムソンのブースにも、車が展示されていました。今までは、車の性能勝負でしたが、これからは、車+音響、車+モニター、車+快適感など、車+の何かがないと、勝負ができない時代となっています。



 そして、自動運転化により、ハンドルのある車がなくなるということです。それも、予想されている以上に、その時代は早く来るのではないかと感じました。



 4つ目は、アマゾンが車の販売に参入することで、車のディーラー体制が大きく変化するという動きです。今年のCESの車のセクションでは、アマゾンが開場のセンターに大きなブースを持っており、一番の賑わいでした。ブースに入ることもできないぐらいでした。



 下記は、トヨタのブースです。日本でも報道されていますが、未来の都市づくりを中心に紹介されていましたが、トヨタのブースにいるのは、ほとんどが日本人でした。5年ほど前から、CESでのトヨタのブースは、完全に乗り遅れた感がありましたが、今年のトヨタのブースはを見て、世界のトヨタの今後に不安を感じました。


 車業界の製造も販売も、この数年で、プレイヤーが大きく入れ替わることでしょう。車中心の日本の産業構造は、今後どのようになるのか?不安を感じる今年のCESでした。



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