Super Zoo (スーパーズー)2018

 2018年6月25日~28日まで、ラスベガスのマンダレイ・コンベンションセンターで、全米最大のペットの展示会、SUPER ZOO(スーパーズー)が、開催されました。本年度の出展社は、1200社、来場者は9000人。

 数年前より、MADE IN USAのセクションが設けられており、今年は、130社のMADE IN USAの商品が紹介されていました。



 本年度の特徴は、HOLISTIC(ホリスティック)つまり、心理的、精神的、社会的、環境的観点を総合的に考慮し、自然治癒力を重視した商品が多かったことです。ペット市場は、人間市場の後を追って、人間と同じトレンドになっています。


 猫の砂も、ほこりがたたない、オールナチュラル系が主流で、昔のように、猫が砂をかけると砂ぼこりが立つことがないようになっています。あの砂ぼこりは、猫には良くないですが、動物が、砂、土に触れないようになることの不自然さも若干感じます。(猫は既にペットで、野生ではありませんので、考えすぎかもしれませんが・・)


 ペット用の水に至っては、人間より高いものでした。これは、少し驚きました。アメリカでは、現在、人間用のアルカリイオン水が、トレンドとなっており、アルカリ水が、体に良いと言うのは、一般常識。犬猫も、アルカリイオン水を飲んでおり、ビタミン入りで、フレーバーまでついてます。


 会場では、終日、グルーミングコンテストが開催されています。日本から参加されるいる方も少なくありません。皆さん、自分の犬でなく、犬をレンタルされているので、ハンディをお持ちですが、ご検討されておられました。


 会場には、毎年、50匹以上の職業犬がおり、ショーの閉会時間近くになると、みんなぐったりです。1日中、お行儀よく、人通りが多いところで「かわいいね。お利口さんだね」と一日中、話しかけられ、触られるのですから、疲れもします。「ご苦労様です。」とっても、よく訓練されているのが、日米の大きさな差です。


 チュールでお馴染みの 「イナバ」さんも、大きなブースを出されていました。アメリカでも、徐々に市場を拡大されています。がんばっていただきたいものです。


 日本は、オーナーのための商品が多いですが、アメリカでは、ペットのための商品が多いです。日本のペット産業、及び、オーナーさんの意識は、日本はアメリカよりかなり遅れています。そのために、不幸な犬猫が増えているのが現状です。是非、日本のペット関係者の皆様が、オーナーさんの意識を、そして、社会を変えていただく活動をしていただきたいと、ペットの展示会に行くために切に思います。この業界は日本市場では、色々と複雑な問題があり、思う様には変化しないのが現状です。恐らく、先進国で、一番遅れているのが日本です。

 2019年のSUPER ZOO(スーパーズー)、2019年8月20日~22日に開催されます。ご視察、買い付け、ご出展にご興味のおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.comまで、お問合せください。







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