MAGIC MARKET PLACE(マジック・マーケットプレース)レポート第2弾



開催場所:LasVegas Convention Center&Mandalay Bay Convention Center
開催期間:2013年2月19-21日

MENS WEAR,  MVMNT,  CLIQUE CALIFORNIA LIFESTYLE, FOOT WEAR,  SPORTS WEAR,そして、今年からENK VEGAS, THE TENTS @ PROJECTに分かれていた。

PROJECT(プロジェクト):アパレル業界で最も影響力のある、ブランド数社を集めた今回のプロジェクトは、実用的であり、高感度を意識したモードカジュアルがテーマ。ビジネスチャンスを探求しているアパレル企業とバイヤーの架け橋となる展示会で、様々な商品と情報、そして世界の人々との交わりがあることで、新たなビジネスを生み、PROJECT(プロジェクト)を通して、すばらしい商品や、市場のニーズを探ることができる。
週末のカジュアルファッションや、スポーツウエア、メンズスーツ、ゴルフウエア、そしておしゃれ感の高いアウトフィットなどが展示されている。

THE TENTS@PROJECT:このショーは、INNOVATIVE(ファッションへの芸術なアプローチ)によって高く評価されたブランドの出展が見られる。現代と未来の融合を発信。
二つのテントは、メンズ(THE TENTS)とレディース(ENK VEGS)に分かれているが、メンズの展示会場は、一つのテントの半分しかない。その他は全てレディースの展示会場となる。 

THE TENTSこちらは、その名の通り真っ白なテントが設置された会場内は、広々として明るく、各ブースもゆったりしている。
メンズの会場は、シューズ、スーツ、ジャケット、
ゴルフウエア、スポーツウエアなどが展示されているが、レディースのブースとは対照的に、展示物を極力少なく、贅沢にスペースを使ったブースが多かった。

各社の選び抜かれた、一押しの商品を前面に展示し、残ったスペースにゆったりしたソファーを置いたり、高級なビンテージ家具などを使った、ゴージャスなブースは高級感たっぷりだ。ブースも通りも広いので、ゆっくりメーカーと交渉が出来る。PROJICTの会場より、ワンランク上の展示物が多いので、ここは他と比べてバイヤーが気持ち少ないかと思う。



ENK VEGAS
(レディース):
今年から始まった、レディースの展示会場。アクセサリー、シューズ、バック、洋服など。
展示されていて目立ったのは、フォックスやチンチラのファーを使ったジャケットやコート、
そして、今期大注目されている、レザーのライダースジャケット類が多かった。

POOL TRADESHOW:

2001年から始まった、ブティックマーケットをリードするユニークなセクション。新進デザイナーのブランドが多く、毎回200ものメンズ、レディース及びアクセサリーのブランドが登場し、世界中のバイヤーの注目の的となっている。こちらのPOOLTRADESHOWは、ブースも通りもやや狭い。
その為か、どのブースも所狭しと商品が展示してあって、見るのも楽しい。洋服、バック、靴、帽子、アクセサリー、雑貨と、何でも見ることが出来る。特に今年は、今まであまり見なかった靴下が多かった。そしてCASH&CARY(展示販売)もされていた。

 
展示方法で珍しかったのは、メンズのジャケットを展示していたブースだ。
商品カタログが、写真ではなく大きなパネルを使っていた。
一枚一枚、カタログをめくるように見ることが出来、遠くからでも目を引く新しい方法は
面白い。
たくさんの人が足を止めてパネルに見入っていた。今後このように、変わった思考の展示方法が出てくるのでは、と商品発掘とは違う観点で楽しみが増えた。

今回のショーで気づいたことは、今まであまり見なかった「MADE IN USA」の
サインを、ブースの一番見える場所に出して、商品の素晴らしさをアピールしているブースが多かった。
どのブースも、MADE IN USAについて質問をすると、自信満々に誇らしげに説明をしてくれた。今までは中国や外国で製作していたが、クオリティに拘って、今後は良い物だけを残して行きたいと話されていた。
今回、昔の復刻版を展示しているブースも多かった。トレンドは10年で一回りすると言う。回りまわって、今は、MADE IN USAが戻ってきている。今は、アメリカのアパレル業界の過渡期のように思う。これから、何かが大きく変わるような気がする。

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