日米の展示会の違い

 日米の展示会には、大きな違いがあります。アメリカでは、業者専門の展示会をTRADE SHOW(トレードショー)、一般が来場する展示会を、PUBLIC SHOW(パブリックショー)と言います。

 多くの日本の展示会ですが、アメリカとは違い、トレードショーとパブリリックショーが、いっしょになっています。初日が業界関係者のみ、そのあと、数日は一般人が参加するようなケースが多いです。アメリカには、このシステムの展示会は存在しません。

 そのために、ブースの見せ方も、アメリカの展示会(トレードショー)は、業界関係者向けのブースディスプレイになっており、日本の展示会は、一般人向けのディスプレーになっております。ゆるキャラも多く、ハッピに、パーカーを着て、サンプルを配布し、一般人向けにプロモーションができるようになっています。そして、やたら文字が多い!




 アメリカの展示会のブースディスプレイは、非常にシンプル。ブランディングの一部として、ブースが設営されます。


下記は、アメリカの上記企業が、日本のドラッグストアーに出展されたときのブースです。


綺麗なブースを作っておられますが、これでは、日本の展示会では目立たないです。デモで、折角集まった人たちですが、ゆるキャラでなく、アメリカ人が、サンプルを配りだしたので、皆さん、怖いのか、さーと去ってしまわれています。

日本企業が、アメリカの展示会に出展されると、逆の現象が起きます。このようなブースは、文字が多すぎて、アメリカ人には、何なのか全くわかりません。違和感があれば、ブースに、人は立ち止まってくれません。


日米企業両方に言えることですが、出展される前に、まずは、それぞれの国の展示会について勉強する必要があります。展示会で成果を出すためには、必須です。

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