「Tokyo Game Show/東京ゲームショウ」特別レポート(その2)



東京ゲームショウへ出展したアメリカ企業2社の日本市場への進出を弊社チームが支援した。その代表2名の個別インタビューをここに紹介したい最初に、”mobio”シリーズとしてモバイル・アクセサリー製品を扱うBoulder, CO U.S.A.CEODarek S. Spring氏である。Mobioはビジネスからアウトドアライフまでモバイルライフをより楽しく快適にしてくれる大変便利な優れものです。写真のSpring氏が指で挟んでいるのがその商品。


Q: 先ず、簡単に自己紹介をお願いします。
A: デレック・スプリングです。コロラド州ボルダーに妻と子供3人で住んでいます。結婚して今年で10年になります。革新的なこと、とてつもなく楽しいこと、スピードや動きのあるもの、チャンスがあるものに、常に関心と情熱を寄せてきました。小さい頃、コロラドで雪かきをしてお小遣いを稼いで、将来何かに挑戦したいとよく考えたものでした。

モバイル革命が叫ばれて久しいです。だれもがスマートフォンやタブレットを持っていることは私の創造性やスキルを活かせるいいチャンスと捉えています。人が日常生活で使える便利で楽しい商品や機能を市場に紹介できればと思います。今回、こうして、日本に来られたことは、私が小さい時から願っていたことが実現できたひとつと思います。常に努力をして、高みへ挑戦することが好きです。この業界で成功できるよう今の会社を成長させ、格好のパートナーを日本で見つけ、ブランドの成長を図っていくことが私の目標です。

Q: 今回、日本で紹介されたい製品について説明してください。
A: スマホ(iPhone、サムスン、ソニーなんでも)を車や家などで快適に使うことができる磁石ベースで取り付けタイプの商品を販売しています。スマホやスマホケースに磁石を取り付けるだけで、車・家・会社など設置したもう一つのパーツと一緒に使うことができます。また、タブレット用の商品もあります。
 
私たちはアメリカでタブレットユーザー1000人に消費者アンケートを行いました。最も多かった答えが、「タブレットを持ちやすくしたい」、「自分の好みの角度で利用したい」と言うことでした。タブレットの後ろにはスタンドのようなものはついていません。そのため、片手で持ち、別の手で操作することになります。それらの意見を受けて、私たちはタブレットに取っ手(ハンドル)をつければいいと考えました。そうすることで、持ち歩き、写真を撮る、会話のときやプレゼンのときなどに使いやすくなりました。この取っ手を利用して、机などにタブレットを縦横、どちらの方向に置いた場合にも、見やすい角度でタブレットを利用することができます。

Q:  製品はご自身で開発されたのですか?
A: 私は部分的に関わっています。商品の基本のアイディアを持っている男性に出会いました。私がビジネスの部分を担当し、大幅な商品改良を行いました。中国のベンツやBMWのスピカーとして有名なharman / kardonJBL Speakersを生産する工場を紹介してもらいました。去年の12月、中国語が全く話せない状態で中国に1人で行き、その工場に生産をお願いすることに成功しました。そして、商品をアメリカの市場に出し、お客さんもつきました。そこで、もう少し生産量を増やすことにしました。いつくかの問題を解決し、改善をしました。数ヶ月前から、アメリカや日本、イギリスやヨーロッパの市場で本格的に商品の販売を始めました。
  
Q:日本市場参入に向けた計画は?
A:良い流通先を紹介してくれるビジネスパートナーはいます。私から見た日本は革新のリーダーです。考えやファッション、スタイルなどにおいてです。それがすごく好きです。昨日はいくつかお店を見てきたのですが、どれも複数のフロアがある高い建物の中にたくさんの商品を置いていました。そのようなお店は、新しくて楽しい商品を紹介するのに最適だと思いました。だから、そういった品質が高く、革新的で、スタイリッシュなお店に私たちの商品を置きたいと思っています。それが、私たちの商品をお客さんに見てもらう素晴らしい機会になると思います。現在、iPhoneiPadiPad miniのケースに特許を申請しています。あと30-40日で発売されると思います。すごく良い商品です。

Q:最後に、日本の印象について?
A:私は新しいところに行ったり、新しい人に会ったりすることが大好きですが、そもそも東京がこんなに大きなところだとは思いませんでした。ニューヨークよりも大きく感じます。一番驚いたところは、アメリカの大都市に比べて、全てが整頓されていて、清潔感があること。全てが近代的で技術力も高い。人も親切で、おもてなしの心を持っています。食べ物も最高です。アメリカの日本食とは比べ物にならないですね(笑)。

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