84TH ANNUAL WESTERN VETERINARY CONFERENCE


84TH ANNUAL WESTERN VETERINARY CONFERENCE














開催日:FEBRUARY 19-23, 2012 
開催場所:MANDALAY BAY RESORT & CASINO 
LAS VEGAS, NEVADA
URL:http://www.wvc.org/
この展示会は全米最大の獣医関連の展示会で、出展者は550社にのぼる。
セミナーも連日、朝から夕方まで開催されており合計○○のセミナーが開催された。



通常の展示会と違い、会場の各社のブースにも、
小セミナーができるように設営されている。
10人~多いところでは30人ほどが参加できるようになっている。

そのほか、来場者(獣医)がセルフスタディできるように、
タッチパネルのコンピューターが大手のブースには設置されていた
展示会全体が、勉強会のような形になっている。
今年、目立ったのは、股関節関連の薬、サプリメント、器具、肝臓と腎臓用の薬とサプリメント、そしてマイクロスコープ付の保護用めがね。







ペットの平均寿命が延びていること
逆にいうと、医療技術が進んだこと・人間と同じ治療をペットにも施すようになったこと
そして、オーナーが、それだけ費用をかけてもペットを治療するようになった表れだと思う。
そして、その傾向はますます進であろうと思われる。


処方食の大手は、ずらりと、会場の正面限界にブースを構え、
アメリカの処方食の王者のHILLSはやはりど真ん中で、存在感を強調していた。








会場には、ミリタリー(軍関連)の人を多く見かけた。
日本の展示会ではない光景。
アメリカにおいては、軍にも多くの獣医がおり
軍の動物や、その他の活動で、獣医が必要となっている。


日本企業は、医療器具メーカーのTERUMOと
FUJI FILMが参加していた。
他の展示会においては、中国、韓国企業も多いが
この展示会においては、アメリカ企業が断然多く、日本企業とヨーロッパ企業となっていた。

来場者は、世界各国から獣医を中心に、テクニシャン、関連業者が参加していた。日本の獣医師の方々も、是非、アメリカの進んだ医療技術を学んでいただきたいと思う。アメリカにおいては、オーナーと獣医の間には、カスタマーサービスが必要と言われており、どのように、オーナーにサービス提供(オーナーを接するか)するかの勉強会も多い。


アニマルクリニックの業界も競争が激しく
また、ちょっとした噂がビジネスに影響することもあり
カスタマーサービスについては、獣医師も敏感になっている。

そのあたりが、日本と違いを感じる。
今後、日本も同じような状況になると思われる。
アメリカでは、2社が企業病院をアメリカ全土で運営している。
日本でもいくつか企業病院ができているが、
今後のこの分野もアメリカを追っていくのではないかと思う。


アメリカの現状を学ぶことにより、
今後のアニマルクリニック市場の将来を予想できるように感じた。
最後に余談だが、数日前まで、同じコンベンションセンターで、
全米最大のアパレルショーが開催されていた。

私も参加していたが、数日後にラスベガスに戻って着て驚いた。
タクシー乗場も、会場も、数日前とは全く違う雰囲気。

まず、洋服の色が地味。スーツの人が目立つ。
そして、静か。みんな何もしゃべらず、じっと待っていた。
町全体が変わってしまったように思った。

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