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Natural Products Expo East


開催場所:Baltimore Convention Center(メリーランド州ボルチモア)
開催日:9月20~22日

2012年9月20日~22日まで、BALTIMORE CONVENTION CENTERにて、ナチュラル・プロダクツ・イースト2012(Natural Products East 2012)が開催された。出展企業は1400社、来場者は22000人。ナチュラル・プロダクツは、毎年二回、3月はカリフォルニア州アナハイムで、9月は、2年後との交代で、ボルチモアとボストンで開催されている全米最大のナチュラル系商品の展示会。
 
 イーストは、ウエストの規模的には半分。特徴は、ヨーロッパからの出展が多いこと。土地柄、ウエストのほうは、アジア諸国からの出展が多い。会場は、ナチュラルのフード系が約45%、美容健康関連が15%、残りの40%がサプリメントというような割合。会場は、メイン会場と、初出展者の会場にわかれており、どちらも同じぐらい人が入っていた。
今年の大きな特徴は、子供用サプリメント。1年ほど前から、子供用サプリメントを展示会で見るようになったが、今回においては、大手のサプリメントメーカーのほとんどが、子供用サプリメントを取り揃えていた。精神的不安定を抑制するもの、アレルギー抑制、DHA入りなど様々。今後、この分野は特に伸びると思われる。
ダイエット系の今年の流行は、GREEN COFFEEとCRANBERRYこの二つを含んだダイエットサ
プリメントを多くの企業が新発売していた。ダイエットは、現代人にとっては、永遠のお友達。何をやっても効果がない人が、今度こそ!と新しいものを試しているように思う。ファッションといっしょで、ダイエットにも流行がしっかりある。
 

ウエストには、日本企業が多く参加しているが、今年は、3社だけだったように思う。お茶の伊藤園さん、ハウス食品と、1人でがんばっておられたGREEN NOODLEのメーカーさん。このブースには、多くの人が立ち寄られたいた。伊藤園さんのブースに立ち寄り「甘くないお茶ください」とお願いしたら、日本人の担当者の方が「そうですよね。やっぱり甘くないほうがおいしいですよね」とうれしそうだった。アメリカの市場にあわせて、伊藤園さんも微糖の緑茶を販売されているのだが、日本人としては・・・という気持ちがあるのだろうと思う。ウエストでは、マルコメさんや、森乳さんや、中堅どころの日本メーカーが多く出展されているのに、イーストは寂しい限り。日本食といえば、ヘルシーというイメージがあるアメリカ。ウエストだけでなく、イーストにも日本のメーカーさんが出展されることをお薦めする。人口密度から言っても、断然、アメリカのイーストコーストには市場がある。

今回目立ったのが、韓国企業。何社出展されていたかわからないぐらい韓国企業が多かった。鯛焼き屋さんも韓国企業だった。その他、ドリンク、サプリメントとがんばっておられた。そのほかに目に付いたのが、モンタナ州のブース。モンタナ州政府が支援していることと思うが、ナチュラルプロダクツにモンタナ州のコーナーがあったということは、大型農家も変化が必要な時期にきているということだと思われる。ますます、ナチュラル、オーガニック傾向になっていくものと予想される。

王者の品格が伺えるTree of Lifeのブース

来場者の目を引いたアップルお兄さん

アメリカのナチュラル系食材でのトップクラスのディストリビューターのTREE OF LIFEのブースは、どうどうとしていて、王者の品格がうかがえる。今年の目を引いたブースは、アップルと走る人。(私の個人的判断ですが)
 
BALTIMOREといえば、かに。ケージャンソースのかには、ここでしか食べられない。来年から、会場がBOSTONに移る。ということは、このかにも二年間食べられない・・・悲しい。
来年は、2013年9月26日~28日まで、BOSTON CONVENTION CENTERで開催予定。



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