開催場所:JACOV J JAVIT CONVENTION CENTER
開催期間:2013年1月26日~29今回のNY GIFT SHOW には、2800社が出展。カテゴリーは、Assent on Design, Artisan Resource at NYIGF, At Home, Baby & Shild, EX Tracts, General Gift, Handmade Designer Marker, Hand Made Global Design, New York's Newest, Personal Accesories, Studio, Tabletop & Housewaresに別れており、場所によって、人通りも、バイヤーのカテゴリーも違うので、出展を検討される方は、この選択がかなり重要になってくる。但し、審査があるので、希望してもそこに出展できるとは限らないので難しい。
初日は、New York's Newest、Hand Made Global Design及び、Handmade Designer Markerの3セクションのみで、いろいろなカテゴリーがあり、集客しにくいセクションに、人を集めようとした主催者側の配慮ではないかと思われる。新規出店者は、New York's Newestのセクションしか出展することができず、二回目以降から、専門セクション分野への出展が可能。
来場者は、雑貨、アパレル、家庭用品、キッチン関連などの小売店や、チェーン店、デパートのバイヤーで、80%が女性と言っても過言ではないと思う。一番多いのが、中年女性の二人組みのバイヤー。アメリカは、全国展開のチェーン店か、1店舗だけのショップが多く、日本で言う中堅どころの店舗が少ない。(人口密度の関係でしょうか・・・)その他、学校内のショップ、ネット販売店も多かった。
どの分野にも、対応できるような体制での出展が望ましい。チェーン店に卸すことを、多くの日本企業の方はご希望され、目指す所はそこかもしれないが、やはりそれには時間がかかるために、こつこつの努力が必要。そのためにも、1店舗だけしかない店舗への販売もやっていくべきだと弊社では思っている。
来場者は多く、人通りも多いが、これだけのセクションがあるので、バイヤーの興味は分散されているので、来場者数だけ見てこの展示会の反応を予想するのは危険な気がする。
LA GIFT SHOWが、10年ほど前に倒産し、その後、本当に規模が縮小されてしまった。その後、LAマートという、雑貨のショールームのオーナーが買収したが、以前の勢いは戻らず。そのために、今まで、LAにでていたメーカーも、LAには出展せず、ニューヨークやアトランタにも出展するようになったみたいだ。また、出展者に聞いてみると、1月より8月のショーの方がバイヤーも多く、受注も多いとか。
今回の展示会では、多くの日本企業も参加されていた。みなさん、継続して出展されているようで、ブースのつくりもしっかりとされていた。キッチン用品、フィギュアー、おもちゃ、雑貨、お香、タオル、デザイナー系オブジェと様々。以外と、中国、韓国系の出展が少なかった。一つ気になったのが、「We have a inventory in US」と大きくサインをだしている日本企業があった。今までは、たぶん、アメリカ国内に在庫を待たず、日本出しの価格を提示して、販売しようとしたのではないだろうか。そして、全く成立しなかった。そして、今回は、うちも在庫を持ちました!ということでサインを掲げたと思うが、何とも、違和感を感じしまう。アメリカで商売をするにおいて、それは「日本のおうちにあがる際に、靴を脱ぐのと同じようなこと!」なのだが・・・苦労されたのでしょう・・・
JETROも巨大な日本ブースを出しており、たぶん30社ぐらいは出展されていたのではないかと思う。いつもどおり、統一感があり、どのブースも同じに見える。いいのか悪いのか・・・通訳も置かれているが、どうしても違和感が・・・もう少し、各出展者の特徴をださせてあげてほしい。折角売れるものも、これだと目立たない。
NYの物価、ホテル代も含め高騰しているために、多くのバイヤーが、アトランタのギフトショーにシフトしているという声をこの2年ほど聞いている。そして、今回も多くの出展者との情報交換で、アトランタの方が良かったという情報を得た。もう少しそのあたりも、検証してみたいなと思う。
商品発掘という意味では非常におもしろい展示会かもしれない。ただ、出展者が多いので、かなり注意して回らないと、良い商品を見逃してしまう可能性も多い。全てを回るなら、2日~3日は必要だと思う。私もおもしろい商品を4つ見つけました!また後日ご紹介いたします。
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