CES 2013 (Consumer Electric Show) 全米家電展示会

 CES 2013 (Consuner Electric Show) 全米家電ショー
開催場所:ラスベガスコンベンションセンター及び周辺ホテル
開催日:2013年1月8日~11日
主催者URL: http://www.cesweb.org/

 2013年度のCESが、1月8日~11日まで、Las Vegas Convention Center, Las Vegas Hiton, Venetian Hotel及び周辺ホテルで開催された。出店者3300、来場者が15万人以上の巨大展示会。会場内に入場登録所を設けられず(来場者が多いため)、屋外のパーキングに巨大なテントが設置されていた。
今年は、PANASONICが、がんばっており、メイン会場入り口も、会場通路にもPANASONICの看板が、そしてメイン会場に入るとすぐにPANASONICのブールがあった。PANASONICのブースはあまりにも広すぎて、PANASONICのブースを案内するPANASONICブースの案内デスクがあり、案内スタッフもブース内に多くいた。PANASONICは、次世代のテレビを展示しており(日経新聞を賑わしていたが)、なんとかテレビでもう一度!という姿勢が、ひしひしと感じられた。

PANASONICの奥には、SHARPのブースがあり、ブース内に映画館のようなものが設置されていた。多くの人が並んでいたために、中に入ることはできなかったが、たぶん300名ほど、簡単に収容できるような大きさだった。

HITACHIかTOSHIBA(忘れましたすみません)は、ブースの中に、ステージが作られており、ドラマの撮影のようなおうちがあった。そこで、一般家庭で使われている家電を紹介するという仕組み。こもれもまた大掛かり。


日本の企業が、会場入り口から、良い場所を占領している中、SAMSUNGが、またこれすごいブースを出展しており、日本ブースに引けをとらないぐらい集客していた。
ところで、アメリカ企業は、このメインブースにはいたのだろうか・・・

SONYはSONYで、展示会場の後ろを全て占領しており、存在感を見せていた。日本の家電メーカー大手のブースは、全てこのメイン会場にあった。余談だが、このCESは、毎年お正月明けすぐにある。日本の方からすると迷惑な話。お正月を返上して渡米しなければならない。今回、この展示会場を見て思ったのが、展示会場におうちがあったり、展示会場に映画館があるのです。これを設営(いえ建築)するのは、通常の何倍もの時間がかかる。このラスベガスの展示会場は、一年中展示会が開催されているが、開催したところで参加者が集まらないクリスマス前からお正月までは何も展示会が開催されていない。CESはその期間を狙っての開催なのだと確信した。設営業者は、クリスマスもお正月も返上で設営していることだろう(ご苦労様です)。これで、この時期に開催される意味がわかった。
天井から吊るされた「JAPAN」の大きな看板が目に飛び込んできた。今回、日本から20社ほどの共同出展があったJETROブースである。会場全体の賑わいと比べ、やや人の行き来が少なく残念な印象であった。
どうしてだろうか?

出展各社に平等にということなのか、各ブースのつくりや見せ方が画一的で、来場者からは目立つものがなく何が展示されているのかが分かりづらい、という点が一つ指摘できるかもしれない。

「準備8割、本番2割」といわれる展示会やフェアにおいては、バイヤーを事前にブースに呼び寄せる努力や商談後のフォローを含め、実成果につながる包括的な体制・仕組み作りが今後もっと求められる気がした。

今年は去年よりも、スマートフォン、iPad、キンドル関連の周辺アクセサリーのブースがとても多かった。ノースホールの半分以上は、それらの企業だった。この市場がどれだけ成長していて、どれだけ巨大な市場かは、この出展者の数を見て計り知れる。これからもどんどん成長するものと思われる。このノースホールの半分は、車関連のブースがあったが、この車のブースにおいても、スマートフォンなどと連結するものが多く、半分以上はそのような展示であった。

Venetianの会場は、ベンチャーの企業が多かった。私は専門ではないので、新テクノロジーについては、全くわからないが、多くの人が、ブースの前で関心している表情だった。たぶん、この会場は宝の山だったように思う。日本のベンチャー企業の方々!是非出展してください。アメリカのファンドがつくチャンスがここにあるかもしれません。ちなみに、帰りのロスまでの飛行機で隣に乗った人も、デジタルメディア系のファンド会社の人でした。

最後に余談を2つ。この展示会がどれだけ巨大かというと、朝9時のホテルのタクシー乗り場は、50メートル以上の列。ホテルから会場までシャトルバスがでているが、まず乗るのも大変。また会場までも’渋滞している。そして、展示会場にバスが入ることができない。タクシーもだめ、シャトルバスもだめということで、モノレールを使おうとモノレール乗り場に行くと、まず切符を買うのに20メートルの列。モノレールに乗るのも50メートルの列。しかし、結果的にはモノレールが一番早かった。会場に行くまでに1時間は見ておいたほうがよい。

 そして、二つ目の余談。「男は世界共通の単純人間!」もちろん書いているのは、私、女性。展示会の人寄せで、裸のお姉さん(パンティははいており、バンドエイドははっていましたが)のボディペイントをやっていた。決して体系が良いとも思いえないモデルですが、いろいろな人種の男達がむらがっていました。人種関係なく、年齢関係なく、男というものは・・・と言いたくなってしまいました。

2014年度は、同じ場所で、1月7日~10日まで開催される。

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