California Gift Show 2013年1月25日~28日 その2



California Gift Show(カリフォルニア・ギフトショー)
開催場所:Los Angeles Convention Center Kentia & South Halls & LA Mart
開催期間:2013年1月25日~28日

California Gift Show (カリフォルニア・ギフトショー)Kentia Halls
 この会場は、小売業のバイヤー達が多く、他州からのバイヤーも多い。

Kentia HallsはSouth Hallsとは違い、展示即売をしているブースが多く
その場で商品を購入をして、持ち帰ることが出来る。アメリカでは、これをキャッシュ&キャリーと言う。
会場左側は、ジュエリーを展示販売をしていて、驚くほどの人で埋まっていた。
どのブースも、バイヤーで溢れ活気がすごかった。
South Hallsとは違い、狭い通路なので、なかなか前には進めない。
キャリーバックを引いてる人が多い為、しょっちゅう人が躓いて転びそうになっている。
分厚いカタログやサンプル、その場で購入した物を持ち歩くのには便利だが、引くほうも気をつけないと大変なことに。
ブースのテーブルの上には、所狭しとジュエリーが飾ってある。
 価格を見てみると、そんなに安くないのに、夕方のスーパーなみに人が群がっている
ふと見上げてみると、70% Offの紙がはられている。なるほど、これは激安!!
A4ほどの大きさのスポンジに様々な指輪が30個ほどはめ込まれている。
高く積み上げられたスポンジは圧巻だ。
暫く見ていると、この指輪スポンジが面白いように売れていく。
平均、一人2~3枚は購入するが、グループなどで購入する人達は10枚~15枚くらい購入していた。ジュエリーセクションは、景気に関係なく活気がある。
その近くのブースは、ジュエリー・ボックスやショッピングバック、ラッピングペーパーや価格シールなど、お店で使う備品を展示販売しているブースも大変賑わっていた。
ショーでもらったバッグに入りきらないほど購入している人もたくさん見かけた。
小さなロットでも買えるので、ついつい買ってしまう。これは本当に楽しい。

賑やかなブースがもう一つ。
ラムスキンやオーストリッチ、クロコ革のバッグを展示販売しているブースだ。
ケリー風バッグのレザーバッグも展示販売しているせいか、ラグジュアリーバックがお好みの年配女性で賑わっていた。
価格を聞けばやはりお高い。そのお高いバックがブースの床に無造作に置かれていた。
次から次と、人がやって来ては価格を尋ねる。早い者勝ちだよー!の声に惑わされてかどうか、1500㌦~2000㌦ くらいのケリー風バックが良く売れていた。
不景気の言葉はここのブースには関係ないようで、非常にリッチ感が漂っておりました。

会場向かって右側へ行くほど、人が少なくなりブースが見やすくなってきた。
この辺りから、家具やアンティーク など、大きな物の展示ブースになる。
会場の真ん中に大きな中国家具のブースがあった。ビンテージ風に仕上げた棚や椅子など小さな物から大きな物まであるが、この家具を運ぶのはかなり大変だと思う。
しかし、中国家具の色の使い方には驚く。鮮やかなグリーンや、光沢のある赤の箪笥。
話を聞けば、若い中国人アーテイストの「ルーツを大事にしたい」というコンセプトの作品だとか。日本でもアメリカでも、古い物を新しくアレンジするアーティストがいるが、中国もそうして若い人がルーツを大事にしているんだなと、ブースを見ながら改めて思った。
その他には、民芸品を扱うブースやインドのバティック、アフリカの彫刻など様々。
エスニック系やフェルト生地で作られたバッグや雑貨も多く展示されていた。 フェルト生地で作られたバックや帽子、そしてスリッパなどはこの頃良くみかける。
今回のショーでも4店舗ほど出店していた。

フエルトはざっくり縫うと可愛くみえるのか、非常にざっくりした縫製だった。
色合わせも新鮮で、ざっくり感は気にならない ・・というか、気にしてはいけないのだろう。
若いバイヤーの女子達が、真剣に悩みながら選んでいた。
一番奥には、アンティークセクションがある。そんなに大きくないが、いくつかのブースがあり、毎年サンフランシスコから参加している出展者もいる。流石にアンティークは、1点物なので売り切れてしまうと同じものがない為、早い者勝ちになる。
アンティーク好きな自分にとっては嬉しいが、 ここはギフトショー。あまり賑わってはいなかった。
夏近くなると毎年人気がでる、ガーナ産とモロッコ産のかごバックを展示していルブースがあった。丁寧に接客しているので、一人にかける時間が長い。他には誰もスタッフがいないので 話を聞きたくても中々聞けない。もったいない事に何人も待ちきれず、その場を後にしていた。

もう一人いたらいいのに・・と余計な心配をしてしまった。
ここは、出荷の際を考えて、バックが入れ子になれば安くシップできると言っていた。
つまり、入れ子になるように買えば、かさばらないので賢い買い方だと言う。
でも、そしたら希望の物を買えないじゃないかと言うことになるが・・・
何だか不思議なブースだった。
会場真ん中にはタコスなど軽食を販売していて、疲れたバイヤーさんがそこかしこで休憩をしていた。年配の方もたくさん来場していたが、まだまだ血気盛んで精力的にブースを回っていた。
世間話をしていると、不景気とは言っても落ち込む余裕は無い、アイデアとユーモアがあれば大丈夫!!と、明るく笑っておられた年配ご夫婦の一言が大変印象的でした。
アイデアとユーモアはもちろん、忍耐と持続力も必要な 筆者であるのは間違いない。

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