Inspiration Vintage Show 2013年2月8日-9日!!その1

Inspiration Vintage Show(インスピレイション ビンテージショー)
開催場所:Long Beach Spruce Goose Dome
開催期間:2013年2月8日-9日

今年で4回目を迎えるInspiration Vintage Show(インスピレイション ビンテージショー)は、リサイクルとビンテージ・ファッションのイベント。

毎年Long Beach(ロング・ビーチ)港に停泊しているクイーン・メアリー号で開催されていたが設営が困難との理由から、今年は、クイーン・メアリー号の隣にあるSpruce Goose Dome(スプルース・グース・ドーム)で開催された。

今回のInspiration Vintage Show(インスピレイション  ビンテージショー)には110社が出展、来場者は3000人程、毎年出展者と来場者が2割りほど増えている。

毎月第2日曜日にロサンゼルスで開催されるRose Bowl(ローズ・ボウル)SwapmeetとLas Vegasで開催されるMagic(マジック)に合わせて、Inspiration Vintage Show(インスピレイション ビンテージショー)が開催されていたが、今年はMagic(マジック)の開催日がずれたのと、LAにしては珍しい程の冷え込みと雨で、来場者の足並みが気になったようだが、前売り券の売れ行きは昨年よ

り良かったようだ。


 ブースは初めての会場だが、出展者それぞれの独創性と工夫が見られた。興味深いのは欧米人やヨーロッパ人のブースは、上へ上へと高めにディスプレイするのに比べ、日本人のブースはどちらかと言うと、低め低めにディスプレイしてあり、品物がとても見易い印象があった。今回の会場は、ドーム型で天井が非常に高い為、各ブースはライトアップの工夫が必要とされた。ブースとブースの影になって暗いだけのブースもあったが、ビンテージショーなのでそれも有りかな・・・と少し思う。

       
メリカからはもちろん、アジア、カナダ、ヨーロッパと、世 界中からビンテージ好きのツワモノ達が集まってくる。バイヤーというよりも、アパレル関係者が多くみられたが、話してみると個人的にビンテージが好きで来場している人も多かった。


毎年参加している、King Of VintageのLarry(ラリー)やQueen Of VintageのCatherine(キャサリーン),Levi's Vintage,HTC(Hollywood Trading Company)のZipのブースには、さすがに写真を撮影したいファンが詰め掛けていた。自分の番が来るまで、皆じっと待っていた。話をしたり一緒に写真を撮ったり出来る、こういった機会を楽しみにしているのが分かる。King Of Vintage Larry(ラリー)のブースは、日本の企業(Warehouse)とコラボしていてHTC(Hollywood Trading Company)Zipは、ベルトだけではなくブーツも手がけていた。

面白いブースがあった。あまり大きくないブースだが、シンプルにChambray shirts(シャンブレーシャツ)1枚だけをハンガーに掛けて飾ってあるだけだ。他には小さなデスクがあって、名刺が置いてあるだけ。人は居ない。何度そこを通っても誰も居ない。だが、その一枚のシャンブレーシャツは、鈍いライトの下で、デザインはもちろん、素材の良さと縫製の高さを、強くアピールしていて印象的だった。シャンブレーシャツは、古くからミリタリーシャツとして愛用されてきたが、時代を超えて今や定番のシャツとなっている。洗うほどに風合いが増すが、新品のそれは非常に美しい。
東京から来ている、VERYNERD(ベリーナード 眼鏡・サングラス)は、毎年このショーに参加している。アメリカでは、有名セレクトショップのフレッド・シーガルなどが取り扱っていて、日本では、ビームスをはじめ、日本全国で取り扱われている。日本の有名な芸能人も多数、この眼鏡を愛用しているとか。


商品は、福井県鯖江で作られている純国産品。天然素材を使用し、一つ一つ職人によるHand Made!!ブランドの顔であるキャラクターも自社製作。遊び心で飴も作っている。この飴が素晴らしくキッチュ(レトロで可愛らしい)。飴に書かれている絵をよく見れば、お話をお聞きしている目の前のご本人。やはり物作りは、ユーモアがあったほうが楽しいとつくづく思う。現在、アメリカやカナダのバイヤーが交渉に来ているとのこと、今後アメリカでの販売が楽しみである。是非、思う存分活躍して欲しいと願う。


コメント