MAGIC MARKET PLACE(マジック・マーケット・プレース) 2013年2月19-21日!!


MAGIC MARKET PLACE(マジック・マーケット・プレース)
開催場所:LasVegas Convention Center&Mandalay Bay Convention Center
開催期間:2013年2月19-21日!!

MAGIC MARKET PLACE(マジック・マーケット・プレース)  は、全米で最大規模のアパレル展示会。毎年年二回、2月と8月に開催される。

展示会場:WWD MAGIC
CENTRAL HALLは、レディースの洋服、バック、シューズ、アクセサリー、水着の展示会場となっており、トレンディーな目利きバイヤーが最も注目するセクション。
当然ながら今年も朝9時のオープンからたくさんの人で賑わっていた。

今年のブースの特徴は、全体がシックだった昨年2月に比べ、色使いがどのブースも派手目。特にピンク色は目を引くのか、ショッキングピンクを大胆に使っているブースも多かった。会場に敷かれていた絨毯の色が、赤やピンクなので、やはりそれに合せているのだろう。全体的に明るく、気分も華やぐ。



洋服の展示方法で目新しいのは、ブルー系、ピンク系、グリーン系、柄物と、綺麗に洋服の色を分けて展示しているブースが多く見られた。今までは、色が入り混じっていてランダムだったので、この方法はとても新鮮に見える。今年の洋服のトレンドである、黒と白の太めのボーダーと太めのワイドパンツは、どのブースでもモデルやスタッフが着て来場者にアピールをしていた。話を聞いてみると、ボーダーとカモフラージュ、それから皮のショートジャケットは毎年人気があるが、特に今年はオーダーが多いとか。靴はキラキラ系が圧倒的に多い。また、ヒールはどれも7cm以上が人気。
特徴は、つま先から踵にまでスタッズやスワロフスキーのような、キラキラしたビジューがたくさん付いているデザインが多く、色もレインボーカラーを滲ませたような色使いが新しく今年風。シンプルなデザインに蛍光色の花柄をあしらったミュールやハイヒールのコレクションも多く見られた。バックはどちらかと言うと明るめの色が多い。今までと比べると派手さはあまり無い。ハイブランドのデザインを意識してアレンジされたデザインは、やはり人気。 

NORTH HALLは、ドレス、スカーフ、スポーツウエアー、ミセス物のセクション。
NORTH HALLの絨毯は真っ白でフカフカ。その為、展示されている商品が際立って綺麗に見える。CENTRAL HALLに比べて、ブースも広目で全体的に落ち着いてゆったりした感じだ。
その中に、日本企業のブースがあった。繊維の街、大阪の泉大津市から5社のメーカーが、共同出展されていた。泉大津を取って、OZU!とブース名!1社は、和紙から作られた繊維と糸を使った洋服を展示されていた。ナチュラルな洋服は、触ってみると手触りがなんとも心地良い。出来上がったばかりの新作も勢揃いしていて、ブースの説明書きには『癒紙乃糸』とある。丁寧な手仕事と優しい風合いは、まさに『癒しの糸』だと納得。また、ニットも展示されていて、その色使いには、シックとコンテンポラリーの融合が見られる。デザインも凝っていて、体を優しく包み込むような、ふわりとした風合いは外国人にも受けている。今回も手応えが良かったとお話を聞いて、これからも頑張って下さい!とエールを送った。

SOUTH HALLは、1階がFN PLATFORM(FNプラットフォーム)で、シューズのセクション。
シューズ専門のプロ達が選び抜いた、コレクションの数々が展示され、メンズ、レディース、
ジュニア、ベビーなど全てのエイジ対象向けのシューズのシーズントレンドを発信していた。

今回多く見られたのは、ウエスタンブーツ。大人用からベビーまで展示しているブースが多い。ウエスタンブーツは、アメリカやメキシコ等で根強い人気があるが、近年は諸外国でも注目度が高い。どのブースもたくさんの人で溢れていた。誰が履くのだろう・・・と思うような、ハデハデなロンドンブーツのブースもあって、見ているだけで面白い。
FN PLATFORM(FNプラットフォーム)には、JAPAN PAVILION(ジャパンパビリオン)のセクションがあり、5社がブースが出展されていた。どのブースでも、日本人らしい丁寧な物作りをされていて、ついつい見入ってしまう。
その中の1社、レディースシューズを展示されていたLPDさんは、次の出展はまだ未定だが、もし、次に出すのならFN PLATFORM(FNプラットフォーム)ではなく、プロジェクトに出展されたいと話しておられた。理由は自社の製品をもっとたくさんの人に見て頂きたいので、人通りの多い、プロジェクトの方がよいのではないかと、今回出展してみて感じたとのこと、次回は是非、プロジェクトの方に出展して頂きたいと思う。(だが、プロジェクトには審査があるので、希望したからと言って出展できるわけではないので、少し心配)
2階は、SOURCING AT MAGIC。北米最大の衣料素材及び、製造関連の展示会場。800社以上の生地を初めとする素材、委託工場、デザイン会社など、全国50数カ国から参加されていた。これからのトレンドをつかめる、注目のセクション。コンセプトはMOD WORD。
ブースは国ごとに分けられ、韓国、アメリカ、コロンビア、ペルー、香港、インドネシアなどの国があり、一番奥のエリアにChina Pavilion(チャイナ・パビリオン)が設置され、多くの中国からの出展企業でいっぱいだった。
流石、中国だ。だが、設置会場は広いがどこのブースを見ても別段変わりは無い。
来場者への声掛けもあまり見ない。そうしなくてもお客さんは来るから大丈夫と、力強く断言されていたが、そのあふれる自信はどこから来るのか、あまり理解できなかった。
それとは逆に、インドネシアやペルーの企業は、特に日本人を見つけると、飛んできて丁寧に説明しているのが印象的だった。説明も丁寧で、話を聞く為に順番を待ってる人へも気遣いを忘れず、とにかく一生懸命で、好印象だった。国々のカルチャーによる個性を、一同に見られる機会はこういったショー以外、あまり見ることは難しいと思う。やはり、マジックショーならではだと感じた。

アイデアやインスパイアが必要だと感じたら、一度足をはこんで見るのも手だと思う。また、商品仕入れの新規開拓や視察には、年に2回開催されるこのマジックショーが一番おススメです。

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