アメリカの展示会の仕組みと、経験談

もう、何度も展示会の出展しているが、いつもうんざりしていますことがあります。。これから、アメリカの展示会に進出される方々も多いかと思いますので、いくつかの私の「うんざい、いらいら、むかつき」を共有させていただきます。

搬入
自分達でできない。アメリカの展示会は、ユニオン(組合)が入っていて、搬出も搬入も自分でできない。持ち込めるのは、旅行かばんぐらい。台車を使っての持込は禁止。そして、荷物がブースになかなか来ないことも多い。そして、荷物が行方不明になり、当日朝まで来ないこともある。何度もこんな経験をしているので、まあ、またかと思う余裕がでてきたが、先日、300キロの展示物が迷子になったときは、ちょっと不安になった。

設営
ブースをカスタムで作る場合、こちらのブース設計、施工会社に依頼する。ただ、会場での組み立ては、またユニオンを使わなければならない。この施工会社も設営の監督をするだけ。電気配線、電気を交換するだけでも大騒ぎ。そして、遅い。ブースでぼーっと待ちぼうけなんて当たり前。早く来てくれたら驚くほど。

出展者カスタマーサービス
アメリカの展示会場は広い。また、新参者のブースは、良い位置が取れるないことが多いので、いつも奥の方。通常、出展者カスタマーサービスカウンターは、展示会場の隅の方で、入り口に近いところが多い。電気が切れたり、カーペットに問題があったりと、いろいろ問題が必ず発生する。問題がないことはない。その度に、カスタマーサービスまで行かなければならない。遠い。本当に遠い。そして、到着しても、さくさく仕事をしないアメリカ人は、だらだらと、何人の人が待っていようが、お構いなし。ただ、ひたすらに我慢して待つしかない。いらいら・・・


搬出
なぜか、展示会場の片付けだけは早い。すぐに通路のカーペットが外される。こちらがもたもたしている、荷物をどけろとか、苦情を言われる。何をするのも遅いのに、片付けだけが早い。納得いかない。やればできるのに・・・

荷物の戻し
搬出もユニオンを使わなければならない。高い。そして、すぐに戻って来ればよいが、なかなか戻ってこないこともある。先日なんて、一つの箱がなくなった。(3週間後に到着したが・・・)うちのスタッフが、その箱に、引き合い情報を入れていた。(絶対にやってはいけない。このようなミスはもう一生起きない。全員で反省)そのために、展示会後のフォローが一ヶ月もできなかった。

費用
一番むかつくのが、申し込みの締め切りが何度かあり、その締め切りごとに、全ての費用が高なっていくこと。それも極端に高くなっていく。ぼったくりだ・・・

といろいろあります。でも、大丈夫。私達は、多くの失敗をしたので、もう失敗はしませんし、何があっても動じません。うちの神経質なスタッフも、随分となれました。(最初は大変でしたが・・・)

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