California Proposition 65(カリフォルニア州プロポジション65)とは
人体や飲料水を有害な科学物質から守ることを目的とし、1986年11月に米国カリフォルニア州で設定された法律で、正式名称は『Proposition65 Safe Drinkng Water and Toxic Enforcement Act of 1986/1986年.安全飲料水及び有害物質設行法』となっています。
大手企業と取引をする際は(カリフォルニア州のみ)、必ずこのCalifornia Proposition 65(カリフォルニア州プロポジション65)の検査をしなければいけません。
検査をするには、指定された工場へ販売商品を送り、鉛が何パーセント以下、有害物質が含まれていないか等を調べます。
消費者や作業者が、有害物質に『暴露』する可能性がある場合、事前に警告する事を義務付けています。
カリフォルニア州の法律です。有害物質とは、発ガン性物質や生殖毒性物質を指し、暴露とは物理的な体表面への接触、吸引、摂取などが定義とされています。
ガン、または先天性欠損症を引き起こすとされる化学製品リストは、1987年に出版されていますが、製造者には少なくとも年1回のリスト提示と、商品に含有される有害物質量の表示を義務付けています。
消費者はこれらの情報に基づき、有害物質を含有する商品の購入、及び使用について適切な判断を行うことを可能としています。
法律が設定された、1987年当時から現在まで、約800を越える科学薬品一覧が示されています。
リ ストは、ガン・先天性欠損症または他の生殖有害事象を引き起こすことが知られている、合成化学製品を含みます。これらの化学製品は、食品添加物や農薬・衣 類・金物・玩具・電気/電子部品などに含まれています。また、科学プロセス(例えば)自動車排気の副産物も同じように考えられています。
The Office of Environmental Health Hazard Assessment/環境保険有害性評価部
通称( OEHHA) のオフィスでは、これらの厳しい審査と現在利用できる科学物質情報を、米国環境保護局/通称(EPA) と共に厳しい審査と提案がなされています。
プロポジション65には『対象製品』と言う、明確な適用範囲の指定はありません。
あくまでも体表面への接触、吸引、摂取の可能性があるもの全てが対象製品となります。
このようにプロポジション65には決った規制値は無く、若干分かりにくい法律となっています。
プロポジション65テストには、以下のカテゴリー製品が含まれます。
・玩具
・電気製品
・陶器・ガラス製品
・衣類
・食料
・薬品
・農薬染色材料
・化粧品
・建設資材
・燃焼した天然ガス・タバコの煙・車の排気ガスを含む
・化学処理の副産物 etc.
California Proposition 65/カリフォルニア州プロポジション65に基づき、
各企業は、このカリフォルニア州プロポジション65のクリアを達成する為に、その製品が
人体において、また自然環境においてリスクを負わないことを確実にし、明確で合理的な『警告を』表示しなければなりません。
カリフォルニア州プロポジション65は、法律の調整必要条件を出来る限り明確にし、公的な厳しい科学テストにより、確実で安全な化学製品がリストされる事をOEHHA/環境保険有害性評価部は、日夜取り組んでいます。
この検査ですが、どの国でも検査が可能ですが、それなりの費用がかかってしまいます。そのために、これが足かせになり、商談が進まない場合もあります。ただ、検査をせずに販売されている場合が多いです。
本件に関してのお問い合わせは、mail@gm-group2.net 新美までご連絡ください。
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