セントラルホールがメイン開場となっており、日系のパナソニック、東芝、ソニーや、韓国系のLG、サムソンなどが、巨大なブースで出展しています。CESの開場の場所、ブースの大きさ、内容で、現在の力関係が理解できます。去年ぐらいより、日系が、完全に韓国勢に押されており、今年もその傾向が更に強まっているように感じました。
セントラルホールの正面入り口を入ると、そこはLGのブースです。どこが出口がわからないぐらい巨大なブースで、テレビスクリーンが中心に展示されています。そのLGのブースの出口を出ると、パナソニックのブースです。パナソニックは、テレビスクリーンは全面的に出さず、その他の商品をクローズアップしており、会場内には、床屋さんがあったり(バリカンやその他の商品の紹介)、スポーツ関連の舞台があったりと、業務用、日常の商品を今年は、紹介していました。パナソニックは、サウスホールにでも、マッサージチェアーだけのブースを出展していました。アメリカ市場においては、パナソニックといえば、テレビでしたが、テレビから、生活家電に力を移行していることが感じ取れます。
パナソニックを抜けると、今度はサムソンです。サムソンの巨大ブースでは、テレビスクリーン及び、カメラ、一般家電が展示されていました。昨年のサムソンのブースでは、テレビスクリーンが一面に出されていましたが、今年は若干シフトされていました。サムソンは、ブースの横に、メディアが休憩できるラウンジを設けていました。余裕のお金の使い方です。
SONYは、毎年、一番奥にブースが設置されており、今年は、スマートウオッチと、スマートフォン及び、スマートフォン関連ソフトや機器がメインに紹介されていました。
TOSHIBAは、未来のメガネと、メイドロボットが紹介されており、黒山の人だかりとなっておりました。ブースの大きさやすごさにおいては、TOSHIBAは、他社とは引けを取っておりましたが、注目度にすると、この未来のメガネとメイドロボットが、開場では一番、注目されていたような気がします。
その他目だったのが、CASIOのブースです。一面にスマートウオッチが展示されていました。
昨年のCESでは、ウレスト(手首)関連機器というコーナーがあり、そこで、スマートウオッチが紹介されていましたが、今年は、開場中(中国のOEM会社も含めて)で、スマートウオッチが展示されていました。2015年は、市場でスマートウオッチが出回り、2016年のCESでは、スマートウオッチではなく、新しい物が展示されていることでしょうか。そういえば、タブレット系を見たかな?と思うぐらい、展示が少なくなっていました。
CESで、今後のトレンドを理解することができます。世界140カ国から、14万人の人が参加する理由がここにあると思います。
今年も韓国系に押された日系企業ですが、何とか来年はがんばってもらいたいです!
CES2016に、ご出展、ご視察にご興味がおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.com までお問い合わせください。
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