アメリカのキッチン用品小売店事情

先日、ロス近郊のキッチン用品店の市場視察を致しました。
日本のキッチンウエアを取り扱っている専門店がロス近郊にあり、小さい店舗ですが知名度がある店舗です。
州外からも日本のキッチン用品を求めて消費者及びプロが買い物に来るようです。
その店舗のオーナーの方が「これだけ特化した商品を取り扱っているのに、少し売れ出すと誰かが日本から直接取り寄せてAMAZONなどで販売され、売上がピタッと止まる。わざわざ日本に行って商品発掘をしても売れる時期が短い。うちももう、どれだけもつかわからない」というコメントを聞きました。

次に訪問した店舗ではロス近郊のキッチン用品専門店は大手のチェーン展開しているキッチン用品店とアマゾンに淘汰され、ロス近郊には3店舗ほどしか残っていないというコメントをいただきました。

また、本日 BED&BATH BEYONDの業績が発表されたましたが、アマゾンやその他のオンラインストアーに押され、粗利がほとんどでていないという数値でした。
スポーツオーソリティの後を追うのではないかと思います。


専門店として多くの自社ブランドを扱っているWILLIAM SONOMAやSUR LA TABLEは自社ブランドなのでアマゾンに潰されることはないでしょうが、キッチン用品のアマゾンでの販売数は1位の携帯周辺機器に次いで2位。
この業界でも、近日中に大きな変化があると思われます。

この業界の変化の速さには本当に驚かされます。と同時にアマゾンが更に力をつけており、小売業の王者になるのも近い、と感じました。


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