風力発電に関する展示会のご紹介です。
風力発電をはじめとした再生エネルギーに関しては、経済合理性な観点でいえば、まだ原子力や火力の方が主流ですが、今後のトレンドとして、太陽光や風力をはじめとする再生可能エネルギーの利用率が上昇することは間違いありません。
その一つの理由として、生産量増加によって市場価格が下がり、より利用しやすい状態となっているためです。具体的には、陸上・海上において風力発電の導入量は2015年に大幅に伸びました。GWEC(世界風力エネルギー協議会)の統計によると、2015年に全世界で6300万kWにのぼる風力発電の導入量があり、累計では4億3300万kWに達しています(前年比23%増)。太陽光発電と比べて2倍近い規模の導入量になっています。
世界の風力発電の累積導入量。GW:ギガワット(=100万キロワット)。出典:自然エネルギー財団
また、技術的な進歩により、発電コストの低下も急速に進んでいます。Bloombergの調査・分析によると、2009年から2015年の6年間で、陸上風力の発電コストが半減しました。1kWhあたりのコストは8.3セント(約9円)まで下がっており、石炭火力と同程度になり、天然ガス火力よりも安くなっております。
なお、今回ご紹介するWIND POWERの展示会も、年々大きくなっており、参加者7150人(前年比15%増)出展者425社(前年比10%増)となっています。
前回の開催においては、カナダ、デンマーク、ドイツ、中国、イギリスの順に参加者が増加しています。
なお、天然エネルギー財団のデータによると、世界各国の風力発電量と本展示会の参加規模は必ずしも比例するわけではありませんでした。
展示会名: WIND POWER(ウインドパワー)2017
日時:2017/5/22-25
開催場所:Anaheim, CA(カリフォロニア)
上記の展示会にご視察、ご出展に、ご興味のおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.comまでお問合せください。
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