アメリカの展示会の設営

 アメリカの展示会は、大規模なものが多く、設営も、日本の展示会の設営とは、若干違うために、戸惑われる日本企業様も多いです。

 まず、アメリカの展示会では、自ら台車を使っての商品、什器の搬入ができません。通常、主催者が指定したヤードと言われる倉庫に商品サンプルや什器を送ります。大体、一か月前から受付をしています。遅くなると、平均的に手数料が20%程高くなります。展示会の設営日に、そのヤードから各ブースに、商品と什器が届けられます。下記のような感じで、’通路に、パレット、クレートが届けられます。


 展示会の設営も、はしごなどを使っての工事は、ユニオン(組合)を使わなければなりません。事故やケガなどの責任を展示会主催者が持ちたくないということからでしょう。時間を指定しても、なかなかその時間には来てくれませんので、いつも待ちぼうけです。はしごを使えないので、出展者は色々と工夫をして、設営をします。


 設営が終了すると、今後は、空箱や、パレット、その他を、預けなければいけません。ブースの後ろなどに置くことは、消防法の関係で禁止されています。このように、パレット組をして、預けます。その際、預け物とゴミの分別は、下記のステッカーでします。



展示会の前日は、夜中まで作業がされ、明日の開催に間に合うのかな?といつもハラハラですが、当日行くと、ほぼ完ぺきにきれいになっています。

 このように、ユニオンを使うことが義務付けられているために、搬入搬出、設営費用がかさむために、日本の展示会の’30%ぐらい割高になります。

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