Game Developers Conference（ゲーム・デヴェロッパ―ス・カンファレンス）

　スマートフォンの普及によりソーシャルゲームが台頭し、ゲーム業界は大きく変化しています。下記のグラフの通り、3dsやPSPなどの携帯型の市場規模が日に日に縮小し、一方ソーシャルゲーム市場が大きく成長しています。携帯型のゲームの売り上げは前年比24%マイナスの18億ドル、ソーシャルゲームの市場規模は前年比23.7％プラスの271億ドルでした。ゲーム業界全体としては、携帯型ゲーム以外のすべての分野において、成長が見られます。

　ゲーム業界の、分野によって売上は大きく異なるものの、業界全体としては、常に成長を続け、今後もVRなどの普及により、市場規模が拡大していくと予想されています。Newzooによる調査では、ソーシャルゲームの市場規模が今後さらに拡大し、他の分野の割合が減少すると予測されています。

地域別の市場規模に焦点を当てると、アジア太平洋・北アメリカのみで全体の約75%を占めているということが分かります。また、2016年の世界の市場規模の拡大の58%がアジア太平洋地域によるものでした。ゲーム業界の将来は、アジア太平洋地域にかかっていると言っても過言ではありません。

（https://newzoo.com/insights/articles/global-games-market-reaches-99-6-billion-2016-mobile-generating-37/より）
　
　本日は、変化をしながらも、成長を続けるゲーム業界に関する展示会Game Developers Conference（ゲーム・デヴェロッパーズ・カンファレンス）をご紹介します。

GDCは世界最大のゲーム業界の展示会です。GDCには毎回2万6千もの人々が参加します。500以上の講演・パネルディスカッション・円卓会議など、意見交換・情報発信の場が設けられています。主要なフォーラムでは、プログラマー・アーティスト・プロデューサー・デザイナーなどの、ゲームやVRの開発に携わっている人々が意見交換をし、業界の未来の構想します。

　　　　　　　　　

また、イベントも毎回開催されています。最新ゲームの体験会は勿論のこと、革新的でクリエイティブなゲームの表彰などが行われます。テレビゲームのみならず、ボードゲームや次世代のゲームが集いますので、新たな発見・アイデアの種が得られるかもしれません。

　日本からは、任天堂やSONYが毎年参加していて、第32回となる次回、2018年の3月の展示会への出展も決まっております。アメリカからは、バットマンやレゴシティを製作しているワーナーブラザーズが参加するなど、各国から名だたるゲーム会社が集結します。世界中のゲーム会社がこのように一堂に会する機会は、GDC以外にないでしょう。ゲームの製作に携わっている方には必見の展示会です。

　日本のゲーム業界は浮き沈みが激しく安定していません。しかしながら、世界全体で見ると、恒常的に成長しています。この展示会を通して、ビジネスの場を拡大できるのではないでしょうか。日本の品質は、海外でも高く評価されているため、可能性は十分にあると考えられます。


展示会名：Game Developers Conference
HP：http://www.gdconf.com/
開催日時：2018年3月19日～3月23日
開催場所：Moscone Center Sanfrancisco

ご視察・ご出展にご興味がおありの方は、info@mcrossintl.comまでお気軽にご連絡ください。