interdrone(インタードローン)

 


 世界的に見て、ドローン市場は去年から60%ほど上昇する見込みで、売上個数は2,200,000個になると予測されています。これから伸びていくであろうドローン市場は、同時に今まさに発展途上でもあります。発展途上であるがゆえに、可能性と危険性があります。

 可能性のある分野としては、建設や農業での活用が挙げられます。ドローンにカメラを搭載し、カメラによってデータを取ることで大きく役に立ちます。カメラだけでなく、レーザーにより図面のデータを取ることで、建設する上で必要なデータが瞬時に手に入ります。データを持っていない発展途上国などでは、非常に役に立ちます。
 
 反対に危険性については、まだ新しい市場なので規制が変わってゆく可能性が高いことです。危険性が目立ってしまえば当然規制されてしまいます。ドローンに厳しい規制がかけられた場合には、成長市場でも一気に落ち込んでしまう可能性があるのです。

 様々な可能性が議論されているドローンですが、Las VegasのRioホテルで開催されたInterdrone(インタードローン)展示会には、世界からドローンに興味・関心のある方が集まりました。会場がアメリカということもあり、アメリカ各地からの参加者がもちろん多いですが、ヨーロッパ、日本からも数社参加されていました。右にある写真が、インタードローンに参加された方々が自国に自身の名刺を貼り付けたものです。


 左はインタードローン展示会場のフロアプランです。基本的に展示物はPavilionというセクションのみで、他のセクションではセミナーなどが開かれていました。Pavilionのホールは小さめで、見て回るのにそれほど時間はかかりません。出展者数は合計で180社以上です。回り方にもよると思いますが、1日で充分全て見て回ることができると思われます。
 
本展示会では、ドローン関連がほとんどですが、他に充電器や、マッサージマシンも展示されていました。ドローン関連では、本体に加え、ドローンに搭載するカメラやLED ライトなど多種多様な商品が並んでいました。LEDの市場は激戦区であり、ただ展示しただけでは、全く売れないでしょう。ですが、ドローン専用の LEDとして、展示するだけで、他とは違う唯一のマーケットを作っていたりと、しっかり考えられているのだなと感じました。

 インタードローンでは、125人以上もの開発者、エンジニア、投資家が一堂に集まるセッションもあります。こちらに参加されれば、ドローンの最先端の情報が手に入り展示回りが更に面白くなるでしょう。

 2018年のインターンドローンも9月に開催される予定です。
http://www.interdrone.com

ご視察、ご出展にご興味がございましたら、info@mcrossintl.com までお気軽にご連絡ください。

コメント