展示会場でのセミナーにも変化

 2018年3月5日から、ラスベガスで開催されているWESTERN VETERINARY CONFERENCE(ウエスタン獣医学会)での、セミナーの形も、時代に沿って、変化してきています。

 WESTERN VETERINARY CONFERENCE(ウエスタン獣医学会)では、会期中、1000時間以上(3日間で150近く)のセミナー、及びパネルディスカッションが開かれています。それ以外に、展示会場でも、このようなセミナーが開催されています。


 また、ブース内でも、小さなセミナー会場があり、各ブースでセミナーが、昨年度までは開催されていました。今年は、会場のセミナー会場は、1か所だけとなり、そして、各ブースでのセミナーは、形が変わって来ていました。

 処方ペットフードの大手、HILLSでは、バーチャルセミナーが開催されており、いつでも、好きな時に、好きなセミナーを受けられるようになっています。オンデマンドです。


 私自身も体験しましたが、画像が非常にリアル、そして、早送りもできるために、必要な箇所を効率よく学ぶことができるという点では、非常に効率的です。20名ぐらいの席に、バーチャルキットがあり、質問に応えるスタッフが、4名ほど待機しています。

 iPadを各席に置き、セミナー中も、iPadを操作して、実体験したり、自分が必要な情報を深堀できるようなシステムのセミナーもありました。


 インターネットの発達と市場の変化の早さのために、アメリカ国内での展示会は、出展者も参加者も減少傾向にありますが、WESTERN VETERINARY CONFERENCE(ウエスタン獣医学会)のような、CONFERENCE(会議)の要素が濃い展示会の参加者は、全く減少していません。

 セミナーについては、今後、更に、パーソナライズ化、オンデマンド化が進むものと思われます。

Western Veterinary Conference Show
(ウェスターン・獣医・カンファレンス)
2018年3月4-8
Mandalay Bay Resort & Casino (ラスベガス NV)
来場者 14000人
業種:獣医学関連、家畜、動物、ペット

コメント