Global Pet Expo(グローバル・ペット・エキスポ)2018のキーワードは「人間と同じ」

Global Pet Expo(グローバル・ペット・エキスポ)が、2018年3月21日~23日までオーランドで開催されました。アメリカのペット市場は現時点で7兆円を超えており、2020年には10兆円に届くと言われています。1.5兆円前後の市場規模でずっと横ばいの日本と違い、犬猫の生体販売がないにもかかわらずこの数字。いかに多くのアメリカ人がペットと暮らし、お金をかけているかがわかると思います。
そんなペット業界の展示会でも最大規模のものの一つが今回のGlobal Pet Expoです。


「人間と同じ」

今回非常に印象的だったのが、人間の食べ物と同じペットフード、人間と同じサプリ、人間と同じ素材…など、より高級になったペット用品でした。
以前より健康志向のオーガニックペットフードや動物に優しい素材の布製品等はよく見かけましたが、ペット用品もここまできたか!と思ってしまう製品が散見されましたので、いくつかご紹介いたします。

まずはペット向け水。ベーコン味や鶏肉味など犬が好きな味付けに加えて、ビタミン等の栄養素が加えられている製品です。水ブーム真っ最中にあるアメリカですが、人間がボトル入の天然水を飲むならペットも良い水を飲ませよう、という考えでしょう。

ご存知でしょうか、NERF。トイザらス等で売られている、男の子用おもちゃです。人間用のバージョンはスポンジ状の弾を発射する銃型おもちゃでしたが、犬用のバージョンではとってこい用のボールを発射する装置に早変わり!

こちらは犬用の軟膏。こちらの企業は1899年から続く名門で、長い間人間用の軟膏を販売されていたそうです。ここ1,2年で犬用の軟膏もうりはじめたそうで、鼻や肉球のひびわれ・皮膚病やノミのかまれ跡等に効果があるそうです。

他にも人間のオーガニックシャンプーと同じ成分のシャンプー、同じ成分のヘアパック、FitBitの犬用バージョン、人間とおそろいのアクセサリー、ペット用日焼け止め等、様々なジャンルで「人間と同じ」というキーワードが見られました。
展示会自体の標語も「みんな同じ屋根の下」という意味合いでしたし、もはや「人間」「ペット」という区別をなくして「家族」と捉えるべき時代になっているのかもしれませんね。

来年度のグローバル・ペット・エキスポも、3月にオーランドで開催されます。ご視察、ご出展、そして、セミナー参加にご興味がおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.comまで、お問合せください。

コメント