アメリカで商品を販売する場合のPL保険

アメリカで商品を、チェーン展開をしている店舗や、アマゾンの卸に販売する場合は、アメリカのPO保険を要求されます。PL保険は、本来は、製造者責任保険ですので、ディストリビューターも、メーカーの保険の傘下で、保証されるわけですが、ディストリビューターPL保険というものが存在し、使用方法の説明を間違ったり、営業トークが間違っていたりすると、ディストリビューターも訴訟される可能性があります。そのための保険です。

また、アメリカ企業は、海外まで訴訟をしたがらないので、アメリカ国内の保険を要求されます。何か訴訟問題になった場合は、アメリカの保険会社と、日本の保険会社の戦いとなります。面倒なこと、要するに国をまたいでの訴訟をなくすために、この保険が要求される場合が多いです。特に、化粧品関連については、厳しいというのが状況です。




今回、NATURAL PRODUCTS EXPO(ナチュラルプロダクツ・エキスポ)に出展したRADICO社は、商品がインド産ということもあり、PO保険を取得するのが結構難しかったです。そのために、現地法人のRADICO USAを設立し、実績作りをし、PL保険を獲得し、3年前から、NATURAL PRODUCTS EXPOに出展しております。

この4月にようやく、アメリカで、全米展開しているドラックストアー「CVS」で販売が始まります。ここまで来るまでで、3年の歳月がかかっています。アメリカ進出は、継続と忍耐です。


化粧品関連のPL保険は、商品カテゴリーにもよりますが、年間の掛け金は、7000ドル~1万ドルです。売れない時期には、この費用が負担になりますので、PL保険が必要になった時期に、PL保険をかけるという方法もあります。PL保険がなくても、販売は可能ですが、もちろん、リスクはつきものです。PL保険をかける時期については、ビジネス計画と、状況を考慮して、決める必要があります。ビジネスガイドには、PL保険が必須と書かれていますが、ある意味、準備段階、テスト段階では、実際問題、必要がないと思います。





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