TOYRUS(トイザらス)が735店舗を閉店

TOYRUS(トイザらス)が735店舗を閉店すると発表しました。33000人の雇用も同時になくなります。そして、現在、TOYRUS(トイザらス)と取り引きをしている特に、中小の玩具メーカーの連鎖倒産も危惧されています。任天堂をはじめとする日本企業にも大きな打撃を与えるものと予想します。


報道では、AmazonなどのECの影響を受けての倒産とありますが、子供はオンラインで購入できません。親が購入します。おもちゃ屋さんは、子供にとっては、楽しい場所です。本来は、TOYRUSも、BASS PROのように、エンターテイメントセンター化し、遊ぶところ、食べるところ、いると楽しいところ!にしなければならなかったのではないでしょうか。現在のTOYRUSは、店舗も閑散とし、楽しい雰囲気も皆無です。もっと、楽しい場所で、店舗内で過ごす時間が多くなれば、売り上げも伸びたものと思います。

そのようなことを考慮すると、報道されているように、倒産はオンライン化の遅れ、Amazonの影響が全てではないと思います。今回の、TOYRUSの倒産を、日本の小売店は、色々な局面から、今後の小売店の在り方について、検証する必要があると思います。

アメリカ市場では、2017年に、9000店舗も小売店が閉鎖され、2018年は、12000店舗が閉鎖されると予想されていますが、恐らく、それを上回る店舗が閉鎖されると思われます。雑誌MONEYで、毎月倒産予想がされていますが、2月には、19チェーン店が倒産の危機とされていましたが、今月は、22チェーン店が倒産の危機と報じられています。

その中には、日本でも人気のJ,CREWなども含まれています。最高級デパートのNeiman Marcusや、アメリカの百均の99 Cents Only Store も含まれています。99 Cents Only Storeの現在の負債額は、$1B(10億ドル)です。

ハイエンドのデパートも、百均も倒産する時代に、アメリカは突入しています。過去の歴史を見ますと、アメリカの動きは、2年~5年後に、日本で同様の動きとなっています。今後、アメリカの市場、経済の動きを検証し、今後の日本市場の未来予想をし、準備をすることが非常に重要であると思います。


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