Licensing Expo(ライセンシング・エキスポ)ではどんなライセンスが発信されているのか

 アメリカラスベガスで開催されている世界最大のライセンスの展示会、Licensing Expo(ライセンシング・エキスポ)ではどのようなライセンスが出ているのか?

 日本で有名なアニメのキャラクターでなければ、ビジネスに結び付きにくいと考えられがちです。アニメのキャラクターではなくても、様々な可能性があるのがこの展示会の特徴です。

 例えばロンドンの地下鉄のライセンス使用権も販売されてました。
日本の鉄道会社はラスベガスには出展されてませんでした。日本の鉄道はデザインが欧米と異なるため、アメリカでも人気が出る可能性が高く、かつライセンス業界で伸びている子供向け商品に使用できますので、可能性があると考えます。

 絵文字もEMOJIとしてアメリカで人気があります。

 日本からデコトラを出展されている企業様がおられました。日本のデコトラはアメリカのトラックとは異なりますので展示会で目立ちます。

 輸送繋がりですと、UPSもライセンス使用権を販売してました。
おもちゃでもライセンスが使用できるため、この写真のようにおもちゃの提案をすることで、ライセンスを購入するブローカーへ使い方の発信ができます。
 赤ちゃん向けのロンパースにUPSの送り状をつけることで、衣類業界へライセンスを使ってもらう発信を展示会でしてます。 


 ただ、出展するだけではなく、アイデアも見える化することで、世界各国の企業に提案しながら契約に結び付けることも、この出展では重要な要素になります。

 最後に映画トップガンのライセンスが展示されてました。今更「トップガン」と思われる方もおられるかと思います。「トップガン」は1986年最大のヒット映画ですが、もう32年前の話です。
しかし、アメリカではこの「トップガン」の続編の撮影が先週よりサンディエゴ海軍航空基地で始まり、話題になってます。Googleトレンドでも上昇傾向が予測されてます。 

 海軍と空軍は戦闘機の恒常的なパイロット不足に悩まされてますが、この映画が公開されると32年前のように、志願者が増えるかもしれません。そのころにはこのライセンスを使用した商品が市場に出回ることでしょう。
 そのようなライセンスをいち早く契約するためには、展示会開催前からマッチメーキングが始まり、展示会で契約との流れを実施しなければなりません。
 毎年参加する事で市場の変化を察知して、いち早く動き出すことが、このライセンスビジネス業界で必要な動きになります。

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