Anime Expo 2018 (アニメエキスポ ) レポート


今年のアニメエキスポ (Anime Expo, AX)は7月5日(木)から7月8日(日)まで開催されました。アメリカ最大のアニメコンベンションへの参加者は今回も10万人を超すと予測され、開催日の前日の Pre-Show Night (通称Day 0)から会場のロサンゼルスコンベンションセンターがアニメファンでにぎわっていました。

エグジビット・ホール(Exhibit Hall) には角川書店、アニプレックス、バンダイナムコ、VIZ Mediaなどの出版社をはじめ、制作会社 (Cygames, A-1 Pictures)、小売店(Animate、紀伊国屋)など350以上のブーズが参加していました。



出展社の方向性として、以前は少なかったスマホゲームアプリ制作会社や女性向けアニメ・ゲームジャンルのブースがこの数年増えてきているように感じました。




VRブース、ゲームをプレイできるブースなどの体験型ブースも多少ありましたが、約8割の出展社はグッズや作品の販売をメインで行っていました。

会場のすぐ外のマイクロソフトシアターでは、日本でも大人気の「ラブライブ! サンシャイン!! 」のAqoursによるライブイベントや、アニメエキスポ定番の「アニソン祭り」のライブが4日間に渡り開催され、アメリカ人のアニメ音楽・J-Popへの関心の高さが伺えました。



今年からバッジにRFIDタグが埋め込まれ、入り口と出口のリーダでバッジをスキャンする仕組みに変わりました。正確な出入りデータが取れるため、今後のイベントプランニングや警備等の改善が期待できます。


アメリカで放映されている日本産アニメの契約作品数は2016年から伸び悩んでいる状況ですが、アニメ以外のメディア(スマホゲーム、カードゲーム、バーチャルアイドル、音楽、メディアミックスプロジェクト)が確実に普及しつづけるアメリカでは日本の “Otaku” 文化はこの先もファンが増えるように思えます。

来年のアニメエキスポは2019年7月4日から7月7日の4日間。チケットはホームページですでに販売されています。
MCICではアニメエキスポへの出展サポートはもちろん、視察ツアーも企画いたします。
市場視察、関係者へのヒアリング等、ご要望に応じて柔軟なご提案をさせていただきます。
ご出展、ご視察にご興味がおありの方は、info@mcrossintl.comまでお問合せください。

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