夢と可能性を感じさせてくれた「PRODUCT POWERUP」

久しぶりに、元気をもらったコンフェレンスに参加しました。2018年9月20日と21日に、ユタ中ソルトレイクで、Product Powerup 2018 が、開催されました。ユタ州は、現在、アメリカでの成長率がトップクラスに入るような州です。このコンフェレンスの目的は、

CONNECT(ネットワーキングして人とつながること)
LEARN(色々なことを学ぶこと)
ACHIEVE(そして、目標に向かって動き、達成すること)


会場には、二日間で、1000名の人が集いました。全体のセミナーから、各テーマに分かれてのパネルディスカッションがあったり、展示ブースもあり、終日、誰かと話す機会があるコンフェレンスです。


各業界(政治家、銀行、投資家、小売店、輸送会社、起業家、学生など)から、多くの人が集まり、また、スピーカーには、MITT ROMNEY(元大統領候補のロムニー)もおられました。ロムニー氏のスピーチは、非常に興味深いものでした。

「新しいこををするにはリスクがある。失敗することもある。そのために、アメリカでは、破産法も緩くしようとしている。たった一回ぐらい間違っても立ち止まるな。くよくよするな。たかが破産だ。This is not the end of your life.  You can do it again!」と言っておられました。日本では、破産したら、再度の起業もできません。アメリカでは、ある一定の期間が過ぎれば、なかったことです。

「仕事は楽しいものでなくてはならない。楽しみなさい。毎日、ジョークから始まり、ジョークで終わるぐらいがちょうどいい。そして、フォーカスする環境を作ること。リーダーになる人は、思いやりが一番大切。人のために、全てを考えれば、やらなければならないことが見えてくる」

「教育も重要。起業をしたり、新しいことをするには、必ずリスクがある。リスクを怖がらない、失敗しても潰れない精神力が必要。そのために、精神力を高める教育を、小学校から取り入れることをしている。社会人になってから教育しても遅い。子供の時から教育する必要がある。社会全体の協力が必要。」

「集中力を高め、頭をクリアーにし、物事に取り組めばおもしろく、楽しいはず。仕事は楽しいものだ。」と、1時間余りのスピーチでしたが、ジーンズ姿で登場したロムニー氏の笑顔を余裕の話し方に、アメリカのゆとりと、新しい物が生まれる環境を感じました。

 他のスピーカーの方が「箱からでることが最も重要なこと。箱の中にいたら、何もできないし、何も見えない。人生はアドベンチャーだ!ゴールを設定し、それに向かって準備をしながら、進んでいく。立ち止まるな!失敗しても、またやり直せばいい」という方もいました。ちなみに、この方のお子様は、重度のハンディキャップをお持ちです。お子様の写真を公開して、例にあげておられました。ハンディキャップがなんだ。それを克服する精神力をこの子にもつけるし、ハンディキャップも、人生を楽しむ権利がある。その権利は与えられるものでなく、自分で作るもの。その教育をしているとおっしゃっておられました。

ロムニー氏
今のアメリカ市場では、ストーリーがないものは売れない。ドリームはストーリーで、そのストーリーを上手く語れるストーリーテラーにならなくてはならない。という公演もありました。日本は、最高のものを作れば売れると思っていますが、時代は変わってきています。

Your Dream is Your Story!

 会場にいると「何やっているのですか?」と次々と聞かれ、意見交換がされます。私達のテーブルに来た若者二人は、働きながらソフト開発をしているそうです。彼たちの夢を語ってくれました。笑顔で話す彼たちをみながら、この子たちは、するんだろうなと思いました。楽しそうでした。

 CHASE BANKは、無理と思わず相談に来てほしい。無理なことなど何もない!と、ブースを出して、みなさんを勇気づけていました。投資家も沢山来られました。利益追求の投資はおもしろくない。ハイリスクでも夢のある投資をしたいと、担当者が語ったいました。QVCも、WOWと思う商品を考えてください。SOURCINGも物流も、この会場にいる人がみんな助けてくれる。自社で全てせず、みなさんに助けてもらってください。そして、夢(ゴール)に向かってがんばってください!と言っておりました。

 この会は、昨年、SPARK INNOVATION LLCのREED QUINEが、立ち上げました。弊社の取引先の若手の社長です。知り合った時は、まだ20代後半だった彼も、10年経って30代になり、自分の会社のリーダーだけでなく、コミュニティのリーダーとして、がんばっています。いいリーダーになりました。このような若手のリーダーが、日本にも必要です。来年度は、若手の伸びそうな日本人を連れて行きたいなと考えております。


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