Fancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)が6月23日-25日、ニューヨークのJavits Center(ジャビッツ・センター)で開催されました。
日本からの出展企業(全33社、うち12社は初出展)JAPAN PAVILION(JETROブース)様子及び、その他の日本企業様のブースをご紹介いたします。
今回、日本からの出展社は前年の半分くらいに減っており、一方で中国セクションがかなり拡大しているような印象を受けました。しかしながら、中国セクションは、米中の貿易問題の関係か、閑散とした状況でした。
日本からの出展品の中でも印象的だったのは「brown rice cheese」です。
ビーガンをターゲットにした商品は、日本国内ではまだ需要が浅いですが、アメリカの市場では十分にヒットの可能性があります。日本でメジャーな商品を、国外に発信する場としても有効なこのフードショーですが、日本国内でも浸透していない商品を、海外市場で試す場としても考えられるのではないでしょうか。
前回同様、JETROブースが、インターナショナルセクションに設置されており、日本の企業様がブースを持たれておられました。
日本企業の課題は、このブログでも何ども書かせていただいていますが「文字が多すぎて何なのか全くわからない」ことです。展示会には、1秒ルールというものがあり、3メートルのブースを人が歩く際、1秒で、それが何か明確にわからないと、素通りされてしまいます。
日本企業のブースの写真です。誰も読まない文字がいっぱいです。
展示会場のブースを秒単位で歩く参加者に、文字の情報を与えすぎることは、商品自体の印象をぼやけさせます。
いくらいい商品で、魅力があるとしても、その全てを伝えようと情報を詰め込むことは、アメリカでは逆効果になってしまうのです。
国が変われば、その国の人々に響く、馴染むスタイルに変える工夫が必ず必要で、このひと工夫が、展示会の成果に直結するとも言えます。
では、具体的にどんなブースを目指せばいいのか、いくつかの例をご紹介いたします。
アメリカ企業のブースはわかりやすいです。
日本企業のブースと比べていかがでしょうか。
できる限り余計な情報を与えず、商品に自然と目がいくように考えられています。
ブースをデザインして、商品のイメージやコンセプトと合わせることが優先です。
広い会場内を歩き回る参加者に、初見のイメージでインパクトを与え、まずはブース自体に惹きつけることで、商品アピールの始まりになります。
このようなブースがアメリカの展示会においては一般的であるため、初めから商品に関する情報でブース内を埋め尽くしてしまうと、他国ブースから浮く、なんだかよく分からないけど難しそうだ、と思われる原因になってしまうのです。
韓国企業もこのあたりは長けています。
一目見れば、何の商品か分かるようになっており、難しい印象を与えることはありません。インパクトも強いので、印象に残りやすいでしょう。
多種多様な商品が集まり、全世界に向けてアピールができるアメリカでの展示会には、多くのチャンスが存在します。
見せ方の研究と工夫次第で、ブースに立ち止まってくれる人、覚えてくれる人の数を増やすことは可能です。
他国の「分かりやすい」展示から学び、アメリカ展示会に正しい意味で馴染むブースづくりができるようになれば、日本企業のアメリカ進出は、より実現に近づくでしょう。
「今までにない、これから流行る」最新フードが集結し、業界関係者が多く訪れるFancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)は、競争の激しい食品市場の最新情報を掴み、訪れる来場者に商品を直接アピールできる展示会です。
次回のFancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)は2020年1月19日-21日、サンフランシスコのMoscone Center(モスコーン・センター)で開催されます。
ご視察・ご出展にご興味がおありの方は、info@mcrossintl.comまで、お気軽にお問い合わせください。
Fancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)
https://www.specialtyfood.com/shows-events/winter-fancy-food-show/
2020年1月19日- 21日
Moscone Center(モスコーン・センター)San Francisco(サン・フランシスコ)
出品物:80,000以上
出展団体:1,400以上
日本からの出展企業(全33社、うち12社は初出展)JAPAN PAVILION(JETROブース)様子及び、その他の日本企業様のブースをご紹介いたします。
今回、日本からの出展社は前年の半分くらいに減っており、一方で中国セクションがかなり拡大しているような印象を受けました。しかしながら、中国セクションは、米中の貿易問題の関係か、閑散とした状況でした。
日本からの出展品の中でも印象的だったのは「brown rice cheese」です。
ビーガンをターゲットにした商品は、日本国内ではまだ需要が浅いですが、アメリカの市場では十分にヒットの可能性があります。日本でメジャーな商品を、国外に発信する場としても有効なこのフードショーですが、日本国内でも浸透していない商品を、海外市場で試す場としても考えられるのではないでしょうか。
前回同様、JETROブースが、インターナショナルセクションに設置されており、日本の企業様がブースを持たれておられました。
日本企業の課題は、このブログでも何ども書かせていただいていますが「文字が多すぎて何なのか全くわからない」ことです。展示会には、1秒ルールというものがあり、3メートルのブースを人が歩く際、1秒で、それが何か明確にわからないと、素通りされてしまいます。
日本企業のブースの写真です。誰も読まない文字がいっぱいです。
展示会場のブースを秒単位で歩く参加者に、文字の情報を与えすぎることは、商品自体の印象をぼやけさせます。
いくらいい商品で、魅力があるとしても、その全てを伝えようと情報を詰め込むことは、アメリカでは逆効果になってしまうのです。
国が変われば、その国の人々に響く、馴染むスタイルに変える工夫が必ず必要で、このひと工夫が、展示会の成果に直結するとも言えます。
では、具体的にどんなブースを目指せばいいのか、いくつかの例をご紹介いたします。
アメリカ企業のブースはわかりやすいです。
日本企業のブースと比べていかがでしょうか。
できる限り余計な情報を与えず、商品に自然と目がいくように考えられています。
ブースをデザインして、商品のイメージやコンセプトと合わせることが優先です。
広い会場内を歩き回る参加者に、初見のイメージでインパクトを与え、まずはブース自体に惹きつけることで、商品アピールの始まりになります。
このようなブースがアメリカの展示会においては一般的であるため、初めから商品に関する情報でブース内を埋め尽くしてしまうと、他国ブースから浮く、なんだかよく分からないけど難しそうだ、と思われる原因になってしまうのです。
韓国企業もこのあたりは長けています。
一目見れば、何の商品か分かるようになっており、難しい印象を与えることはありません。インパクトも強いので、印象に残りやすいでしょう。
日本の企業で言うと、単独で毎回出展されている日本のお茶屋さん「IKEDA様」のブースは、非常にシンプルで分かりやすいです。
多種多様な商品が集まり、全世界に向けてアピールができるアメリカでの展示会には、多くのチャンスが存在します。
見せ方の研究と工夫次第で、ブースに立ち止まってくれる人、覚えてくれる人の数を増やすことは可能です。
他国の「分かりやすい」展示から学び、アメリカ展示会に正しい意味で馴染むブースづくりができるようになれば、日本企業のアメリカ進出は、より実現に近づくでしょう。
「今までにない、これから流行る」最新フードが集結し、業界関係者が多く訪れるFancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)は、競争の激しい食品市場の最新情報を掴み、訪れる来場者に商品を直接アピールできる展示会です。
次回のFancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)は2020年1月19日-21日、サンフランシスコのMoscone Center(モスコーン・センター)で開催されます。
ご視察・ご出展にご興味がおありの方は、info@mcrossintl.comまで、お気軽にお問い合わせください。
Fancy Food Show(ファンシー・フード・ショー)
https://www.specialtyfood.com/shows-events/winter-fancy-food-show/
2020年1月19日- 21日
Moscone Center(モスコーン・センター)San Francisco(サン・フランシスコ)
出品物:80,000以上
出展団体:1,400以上
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