映画館が、過去の物になるか?新しい映画館が生まれるか?

 アメリカの最大の映画館所有会社「AMC」は、アメリカ国内に661映画館(8200ス劇場)、ヨーロッパで244映画館(2200劇場)を所有する最大手です。このAMCは、3月17日から、コロナウイルスの影響で、全館を閉鎖しており、閉鎖の期間は12週間とされています。



 閉鎖により1カ月に、1億5500万ドルの損失がでており、既に家賃は未払い、従業員
26000人(うち本部600名)は、レイオフされました。緊急で、6億ドルを確保したそうですが、この資金もすぐに底がつくことでしょう。

 アメリカでは、ソーシャルディスタンスと言う、人と2メートル離れなければならないという法令と、10名以上の人の集まりが禁止されていており、アメリカ国民は、これに慣れて来てしまっており、またメディアからの情報で、人混みには行きたくないと言う感情が高くなっています。そのために、ロックダウンが終了したとしても、客席を満席にすることもできず、そして、集客も難しくなると予想します。


 このAMCは、WANDAという中国系の企業が所有しており、米中問題を考えても、アメリカが、AMCを支援するとは思えないです。企業ランクも、B-から、CCCに格下げされています。倒産の可能性が非常に高いです。

 一方で、新作映画を、オンディマンドで家庭で観らるという新システムもでてきています。通常、映画館の売り上げの、70%が制作会社に支払われ、30%が劇場分となるそうです。アメリカでは、ホームシアターが家庭内にあることも多く、今後、5GとVRの発達で、ホームシアターがなくても、映画館以上にリアリティのある映画を、狭い空間で見ることが可能です。

 今回のコロナ問題が発端となり、映画館というものが、もしかしたら、消滅するのではないか?とすら思う、今のアメリカの状況です。

 少なくとも、今のスタイルの映画館は、消滅し、新しい形の映画館になることは間違いないです。

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