バーチャル移行が難しい「食品の展示会」

　毎年、１月にサンフランシスコ、７月にニューヨークで開催されているFancy Food Show （ファンシー・フードショー）ですが、コロナの影響で、７月のニューヨークのショーは、キャンセルされました。

　次回は、２０２１年１月１７日～１９日まで、サンフランシスコで開催される予定ですが、実際に開催されるか否かは、微妙だと思います。多くのトレードショーが、バーチャルに移行していますが、試食する必要がある「食品の展示会」のバーチャル化は、不可能に近いです。

　多くの「ニューノーマル」が生まれており、展示会場での試食は実際に可能なのか？を、現在、主催者は、州政府、保健所や、その他関係者と話し合っていると思います。

　このFANCY FOOD SHOW(ファンシーフード・ショー）には、毎回、JETRO主催の「ジャパン・パビリオン」があり、アメリカ市場に挑戦したい多くの日本の中小企業の皆様が参加されていました。

　コロナ以降、日本式ライフスタイルが注目を浴びています。体によく、免疫力を高める「日本食」も注目を浴びています。日本食を含む「日本式ライフスタイル」が、今まで以上に注目を浴びています。

　今こそ、アメリカ市場に、日本食をアピールするチャンスです。展示会以外でも、プロモーションが可能ですが、日本企業が一番弱い「空中戦」をどのようにするか？が課題になっています。

　この分野こそ、日本の若い人にがんばっていただきたいです。