アメリカの小売店のニューノーマル

 ロサンゼルス郡は、感染者の増加で、また小売店の営業に制限がかけられました。例えば、モールなどでは、直接の出入口がない場合は営業ができなくなりました。モール内にしか入口がない場合は、営業ができません。要するに、ほとんどの小さな小売店は営業ができないということです。

 先日、ロス近郊のカマリロ・アウトレットモールを訪問しました。店頭には、アルコール消毒液と、無料のマスクが置かれています。これも、ニューノーマルです。


 そして、入場制限です。こちらのアウトレットの小売店は、ほとんどが、60坪ぐらいの大きさです。60坪ぐらいの広さの店舗だと、入場できるのは8名です。そして、店員が4名です。一人が出れば、一人を入店させるという方法が取られています。

 そのために、店頭には、このような列ができていますが、決して、店舗が満員なわけではありません。そして、待っている列も、2メートルのソーシャルディスタンスを取っています。


 数名しか並んでいなくても、以外と長く待たなければなりません。そして、試着もできません。試着もできないなら、別に店舗に行く必要もありません。

 コロナ以降のニューノーマルで、楽しいはずのお買い物も苦痛が多くなりました。お買い物ついでに食事も!と以前はなりましたが、その食事する場所も閉鎖されています。そして、マスク着用が必須です。

 買い物客の実店舗離れも進むでしょうが、それ以前に、小売店が破綻するように思います。アメリカは、このような状況になり、既に4か月以上が経過しました。人々は、この状況に慣れて来て、元に戻ると思っている人は、もう、ほとんどいないのではないでしょうか?

 そして、新しい形が生まれるのだと思います。何となく、世界中で日本だけが、観光以外は、元に戻ってしまったように感じます。今回のコロナですが、世界中で同じことをしようという暗黙の了解があるように思います。

 日本もどこかの時点で、世界に合わせなくてはならないような時期が来るように思います。そうなった場合に、すぐに頭を切り替えられるように、弊社では、「今のアメリカ」の情報を発信し続けます。

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