「カーブサイド・ピックアップ」も小売店のニューノーマル

 コロナ前から「カーブサイド・ピックアップ」と言うものが、存在しておりましたが、コロナ以降「カーブサイド・ピックアップ」が、小売店のニューノーマルとなりました。「カーブサイド・ピックアップ」とは、事前にオンラインやアプリから注文をして、店舗の駐車場や指定された場所で、ピックアップすると言う、新しい買い物の仕方です。

 小売店、スーパー、レストランで活用されている新しいシステムで、コロナ問題以降、4月の時点で既に200%の伸びとなっていました。

 下記の写真は、全米で1124店舗展開している「ULTA BEAUTY」と言う、化粧品専門店の店頭の看板です。


 「店舗に電話をして、車の中でお待ちください。オーダーを車までお持ちいたします」と書かれています。


「現在入場制限をしています。お待ちいただく場合は、6フィートをあけてお待ちください。こちらが、スタートラインです」と言う看板も店頭にありました。

 そして、こんな看板も、入り口のドアにありました。「お急ぎですか?次回からは、オンラインで購入して、ストアーでピックアップして下さい!」


 と言うものです。明らかに、オンラインに誘導しています。ULTA BEAUTYのIRニュースによると、このコロナ問題は長引くので、長期的な計画を立てているとのこと。オンラインとアプリのシステム開発に力を入れるとのことです。新規オープンは、当面の間凍結し、店舗の閉鎖もして行く予定とのこと。ULTA BEAUTYぐいらいになると、既に小売店のブランドも確立されており、顧客もついています。

 将来的に全てオンライン化されても、顧客数はそれほど減少しないと予想します。店舗がなくなり、従業員もいなくなると、大幅にコストが削減でき、利益率もあがると思います。このコロナをきっかけに、アメリカではほとんどの小売店がオンライン化され、現在の小売店は、ブラックストアーとなり、倉庫及び発送拠点となるのではないかと感じだしています。いつかは、そうなるのではないかと思っていたことが、現実に起こっているとうのが、現在のアメリカです。


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