今のアメリカを取材 その14 高級ブランドとホテル内の小売店

 まず、今回視察をして、生き残るホテル、廃業するホテルが確実にでてくると思いました。そのために、ホテルが廃業となった場合、そのホテルの中の小売店も消滅します。これは、私の、個人的な感想で、今後、各セグメントを検証する必要がありますが、ラスベガスにおいては、ハイエンドのホテル、小売店、レストランしか生き残れないのではないかと思います。



 
 上記は、ベネチアンホテルのアーケードの入り口です。これらの小売店は生き残るように思います。

 下記は、WYNNホテル内のアーケードです。ビトン、ローレックスクラスの店舗ばかりです。見た目は誰もいませんが、実は店舗内には人がいて、お買い物されています。


 一方、ぶらぶらと「ウィンドーショッピング」をするような、ホテル内のアーケードは悲惨な状況でした。シーザースパレスのアーケードです。ゴーストタウン化しており、ここにいるだけで気持ちが滅入ってしまいます。





 お土産屋さんは、ほとんどが瀕死状態です。お土産を買う層が、ラスベガスに来ていません。今後も、ハイエンドのリピート客は、ラスベガスに戻って来ると思いますが、このような層は、お土産は買いません。今までは、一生に一度でいいから、ラスベガスに行きたいという層が、この地に来て、多くのお金を落としてくれました。しかしながら、今後、前のようんな状況に戻るとは思えません。第四次産業革命ぐらいの変化の時期です。前には、もう戻らないです。市場も生活も・・・

 未来予測を読み間違えると、ビジネスもいっきに消滅するような時代だと思います。

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