今のアメリカを取材 その10 アトラクションの3密回避

 ラスベガスと言えば「無料のアトラクション」を楽しむ人も多く、ホテルも、無料アトラクションで集客をしていました。そのアトラクションも、コロナ後は、変化させなくてはならなくなって来ました。

 今までは「人を集めること」が目的でしたが、コロナ後は、3密を避けるために「人が集まることを避ける」言う、真逆のことをしなくてはなりません。そのために「ベラージオの噴水のショー」などは開催されていませんでした。

 ベラージオでは、毎月テーマを決めて「フラワーガーデン」が造られています。今月は「ジャパン」がテーマでした。今までと違うのは、入場制限がされており、そして、一方通行となっていたことです。







 今回は、ホテル側も先が見えていないために、このように予定通り「ジャパン」をテーマとして、フラワーガーデンを造られましたが、このように経費がかかり、そして3密を避けることができないというリスクがあることについては、将来的には消滅するのではないかと思います。

 こちらは、WYNNホテルのフラワー創作物です。通常は、毎月のテーマがありますが、今は、何もスペシャルなことはされていません。非常に質素で、そして、お花もフレッシュではなかったです。


 ベラージオの、ベニスのボートの船頭さんも「マスクを着用」しています。今までは、船頭さんが歌を歌っていたのですが、飛沫感染を避けるために、岸にいる人が歌っています。



 そして、川岸から見る観客も、人が混雑しそうなところは、人が立ち止まれないようになっていました。ホテル側も、まだ3密回避は手探りであることがうかがえます。

 ラスベガスの利益の一つの軸であった「ショー」「スポーツ観戦」も、現在は中止されています。「シルク・ドゥ・ソレイユ」が破綻したために、シルク・ドゥ・ソレイユのショーはもちろん開催されていません。このようなサインが開場前にありました。


 コンサートも全て中止です。スポーツ観戦も同様です。ラスベガスでは、相当な工費をかけてアメフトのスタジアムが仕上げられたばかりです。その他に、3つの大きなスポーツスタジアムがあります。スタジアムも休止状態です。



 3密回避で、ビジネスモデルが完全に変わりそうです。ハワイの場合は、影響を受けたのは観光業だけです。ラスベガスの場合は、観光業、エンタメ、展示会の3つが大きな影響を受けており、今後、この街がどのように変化するのか?目が離せないです。



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