今のアメリカを取材 その16 カジノのニューノーマル

 ラスベガスが再開される際に、今まで3密だった「カジノ」をどのようにするか、相当話し合われたようです。まだ、仮の姿ではありますが、今の段階でできる限りの3密回避を
各ホテルが行っておりました。スロットは、隣通しにならないようになっています。椅子がないか、もしくは、スロット自体の電源が入っていません。


 基本的に、カジノでの写真撮影は禁止ですので、プレイされていないテーブルの写真のみ撮影しました。アクリル板が透明なために、映りが悪いですが、隣の人、ディラーとの間には、全てアクリル板があります。



 アクリル板がない場合は、ソーシャルディスタンスがきっちりと取られています。ルーレットは手を伸ばして掛けなければならないので、アクリル板を設置できないものと思います。定員が3名です。


 立ってするゲームの場合は、ソーシャルディスタンスの目安が床に貼ってあります。


 カジノは前のような活気がありません。マスク着用が必須ですので、大きな声もあげられません。以前なら、クラップテーブルなどでは、人が集まり、大歓声があがっていましたが、そんな姿は今後見ることができないでしょう。ブラックジャックテーブルでのハイファイブももうありません。みなさん、黙々とギャンブルをされていました。

 また、ホテル内には、このような手洗い場が設置されていました。


 キャッシュでスペンサーも、お札のみで、コインはでてきません。セントは、またバウチャーがでてきます。もしくは、寄付するボタンがあり、好きなNPOを選択でききるようになっています。それを選択すると、そのお金は、その団体に寄付されるシステムに変更されていました。

 今回のカジノのニューノーマルは、再開されるために、急いで対応されたものです。今後、新しいスロットやその他のゲームのテーブルに徐々に変わっていくものと思いますが「ギャンブルもバーチャルでいいんじゃない?」と言う声もあがってきてます。

 アメリカはギャンブルの規制が厳しく、州によっては、ギャンブルが禁止されています。そのために、多くの人が、ギャンブルをしにラスベガスに集まってきます。もし、オンラインのバーチャルとなれば、いつでもどこでも誰でもギャンブルがすることが可能となります。

 日本の「パチンコ依存病」のような病気になってしまう人もいると思います。なので、全面的にオンラインギャンブルが認められるとは思えませんが、何らかの規制をつけて、オンラインに移行することは確かだと思います。

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