今のアメリカを取材 その31 ホテルのアーケードに未来はあるか?

 モールとアーケードの違いは?と聞かれると、ほぼいっしょと答える人も多いかと思います。調べてみると、アーケードとは「屋根付きの商店街」だそうです。

 ラスベガスには、ホテルと隣接した「アーケード」がいくつかあります。その最大のアーケードが「PLANET HOLLYWOOD MIRACLE MILE SHOP」です。現在、PLANET HOLLYWOODは閉鎖中ですが、MIRACLE MILE SHOPは営業されています。Mandalay Bay Hotel、Caesars Palace Hotel, 及びVenetianのホテル続きのアーケードを視察しましたが、ホテルの宿泊客が少ないのでアーケードに人が少ないのは当然ですが、それにしても、Venetian以外は人がほとんどいませんでした。

 Venetianは、人はいたものの、アトラクションの川を見学しているだけでお買い物や食事はあまりされていないようでした。今回視察したMIRACLE MILE SHOPですが、PLANET HOLLYWOODのホテル自体が閉鎖されていますので、アーケードも閑散としていました。








 閉鎖されている店もありました。1500店舗を展開している靴とバッグ専門店の「ALDO」は、少し前に破綻しています。近日中には店舗も閉鎖されるために70%オフのセールをしていますが、人は入っていません。


 ソーシャルディスタンスを確保するために、アーケード内のベンチやテーブルも使用できないような状況です。

 ラスベガスのホテルと連結したアーケードですが、生き残れるのは、高級店が入っていることと、アトラクションがあるVenetianだだけではないでしょうか。それも、かろうじて。と言う感じだと思います。

 日本で言うと、品川プリンスあたりのアーケードは、瀕死状態ではないかと思います。アーケードが空き地になった場合、その空き地をどのように活用されるのでしょうか?WITHコロナとして考えると、全く思いつきません。

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