コロナで大打撃を受けているハワイの現状

 ハワイのオアフ島では、昨日新しい「Act Now Honolulu」と言う法案が発令されました。経済に打撃を与える完全ロックダウンを避けて、5人以上集まることを避けるというだけの法令で、効果がないのではないかという声も多いです、ハワイは、3月19日に閉鎖されてから、海外、国内からの訪問客の受け入れを非常に厳しい法令で制限しています。島への訪問者は、2週間、ホテルもしくは届け出された住宅から一歩も外にでることができません。違反者には、高額の罰金が課されます。

 そのために、ハワイへの訪問者(観光客)は、限りなく0に近くなっています。多くのホテルも閉鎖されたままです。今のところ、10月1日から観光客を受け入れると言われていますが、これも微妙です。皆さんも良くご存知の「アラモアナ・ショッピングセンター」も、このような状況です。



 フードコートも地元の人だけです。閉まっているお店もあります。ソーシャルディスタンスを確保するために、イートインのテーブルもまばらです。



 1階、アラモアナ・ブルバード側のABCストアーも閉まっています。空き家になったスペースもあり、また、新たにオープンする予定のフラダンスのクラスも、計画が途中で中断されたままです。




 SEE'S CANDYもオープンはしていますが、店舗の中に入ることはできず、入口でオーダーする形となっています。


 日本食屋台村は閉鎖されており、多くのテナントが、撤退するとのこと。この屋台村もなくなるかもしれません。



 ハワイの失業率は、21.1%で全米2番目に高い州となっています。ハワイに進出している日本企業、例えばJALグループや、JTBなどは、収入は0に近い状況です。



 ツアーのオリエンテーションを行う場所や、カスタマーサービスも閉ざされています。夢にまで見たハワイでのウエディングを諦めざるを得ないカップルも続出していると思います。航空会社、旅行者、ホテル、バス、レンタカー、ウエディング関連ビジネス、飲食業、お土産屋さんと、ハワイが今回受けた打撃は計り知れないです。

 既にワイキキ周辺では治安も悪くなってきており犯罪が多発しているそうです。10月に再開されるか否かも非常に微妙ですが、再開されたとしても、ハワイが元に戻るまで数年かかると予想されています。

 今回のような打撃は過去になかったために、今後を予想するのは非常に難しいです。ハワイ自体、観光だけでなく、他の産業を作るということを考えなければならないのではないでしょうか?

コメント