24時間オープンの緊急専門アニマルホスピタル

 個人的なことですが、私が飼っている猫の1匹が、生まれながら病気を持っており、1つの肺で生きております。そのために、生後4か月の時から現在まで、頻繁に獣医さんにお世話になっております。

 生後4か月で、余命2週間と言われた猫ですが、現在は6歳です。体調を崩しながらも生きてくれています。本日、呼吸困難になったので、かかりつけの病院に連れて行きました。

 この病院は緊急専門24時間体制のアニマルホスピタルです。VCAという、全米に1000店舗ある企業病院の1つです。コロナ問題発生後は、このように、テントで、ペットを渡すようになっています。そして、屋外で、獣医から症状などの説明を受けます。





 パーキングに番号があり、指定のパーキングに車を止めて、車の中で待機するように言われます。


 診察、テスト中は、何度も電話がかかってきます。経過の説明を受けて、次のテスト治療に進む前に、見積もりが提示され、それを承認すると、治療が行われます。猫はまだ入院中ですが、血液検査、レントゲン、診療、酸素ケージでの入院を含めて、今の時点でかかった費用は、1844ドルです。

 うちの猫には、呼吸器、消化器の専門医がついています。6年間の全てのカルテももちろんあり、VCAのグループ内の専門医数名で治療方法を検討するようです。一人の医師の判断ではなく、数名の医師の元、最善の治療を提案するというのが売りになっており、毎回、オーナーが納得がいくまで、複数の獣医と話すことができます。

 現在、猫は入院中ですが、既に何度も、自宅の待機中の私に、電話かかってきておりますので、横にいるように、猫の状況がわかります。先ほどは「少量だが餌を食べて、呼吸も落ち着いてきているが、まだ酸素ケージにいさせたほうが良い」ということで電話がありました。

 このVCRは、1986年に数名の獣医で始められ、あっという間に成長しました。2017年には、MARS(チョコレートのメーカーですが、ペットフードのメーカーでもあります)に、91億ドルで買収されました。ナスダックにも上場している企業です。

 アメリカの獣医療は非常に進んでおり、日本と比較できないぐらいです。獣医の質も高いですが、医療費も比較できないぐらい高いです。このような医療を受けられない犬猫が沢山いるのも事実です。悲しい現状であることは確かです。

 しかしながら、高額でも、確実な治療を受けられる病院があるということは、ペットオーナに取っては安心です。


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