映画でなく映画館レンタル???

  全米に1006店舗の映画館を持つ、全米最大の映画館チェーン「AMC」は、コロナの影響のロックダウンで、現在も閉鎖中です。映画館が閉鎖されているにも関わらず、昨年度比の売上は22%減に留まっています。それは、ストリーミングの売上が60%上昇しているからです。しかしながら、エンタメ業界が多大な影響を受け、今後、新作が予定通りには発表されないために、かなり苦しい環境に陥ると予想されています。

 そこで新しく始められたのが「映画のレンタル」ではなく「映画館、シアターレンタル」です。ソーシャルディスタンスを確保するために、20名定員で、レンタル費用は99ドル~349ドル、食事や飲み物も別途注文が可能だそうです。ニューヨーク、ハワイ、アラスカのほとんどのAMCシアターでテストマーケティングがされています。

 カリフォルニア州のAMCは、ずっと閉鎖されたままですので、このような感じです。アメリカ人の最大の娯楽は映画と言っても過言ではないと思います。このAMCシアターも週末となれば、前の広場は人でいっぱいでした。今は、人っ子一人いません。

 AMCシアターは、中国系企業に買収されています。米中問題もあるので、この中国系企業を潰すためにも、再開される可能性は低いように思います。政治的要因もかなり影響しています。

 どちらにしても、映画鑑賞も前のようにはもう戻らないように思います。そして、映画鑑賞も大衆の娯楽ではなくなるのではないかと思います。コロナ以降、今までのビジネスモデルが停止し、そして大きく変わって来ている業界の一つです。

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